廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

カープBOM!2002年10月

2020-05-10 23:23:23 | Weblog
10月になりました
at 2002 10/01 23:53 編集


 パソコンの調子が悪くて結局初期化したりしていてホームページの更新が遅れている。 そう言えば今日は東京ドームでの試合が台風の為に中止になると言うハプニングがあったな。 本来は全天候型球場のはずなんだけど、以外に試合中止が多いみたいだ。






日本にも...
at 2002 10/02 21:49 編集


 昨日見た『ニュースステーション』でのアメリカのマイナーリーグ特集は素晴らしかった。 向こうではメジャー球団の経営が苦しい所が多い一方で、黒字を出しているマイナーの球団もあるらしい。 ホントに見ていて羨ましくなるばかりだった... 日本でもこんなのが出来れば野球人口も増えると思うのだが。 日本にはまだそれだけの”野球熱”があると思うし... いつか日本中にマイナー球団ができ、一軍以上の人気を持つ時代が来ると信じていきたい。






消化試合
at 2002 10/03 23:58 編集


 今日は特にネタは無いか... ちなみにカープは負けたそうだ。 さすがに広島でもテレビ中継は無くなったが。






冗談じゃないよ...
at 2002 10/04 23:55 編集


 先日、55号ホームランを打ったライオンズ・カブレラ選手の次の試合は明日のホークス戦か... 是非とも日本記録を更新して”呪縛”から解き放って欲しいものだ。 記録保持者のホークス・王監督も堂々と祝福してもらいたいです。 この年間ホームラン日本記録が破られたところで”偉大なホームラン打者”としての王さんの価値は何一つ変わらないのだし、度量の大きい所を見せ、ファンを喜ばせて欲しいものだ...


 話は変わるが、今日のデイリースポーツ紙上にスワローズの岩村選手が今オフ、ポスティングシステムでのメジャーリーグ行きを志願していると言うニュースが載っていて仰天した。 他の一般紙には載ってなかったからガセかも知れないが、彼はまだ23歳、6年目でしょう。 長年スワローズを支えた池山選手が引退し、その”後継者”の岩村選手まで同じ年にチームを去ったのでは...チーム作りも何もあったものではないな。


 先日、バファローズの大塚投手がプロ入り6年目でのメジャーリーグ移籍を発表した時、その影響が心配されたが、こんな事になるとは。 でも大塚投手はルーキーの年から活躍し、去年の優勝にも貢献した...私はそれでも不満だが。 でも岩村選手はレギュラーを獲って3~3年でもうチームを出ると言うのだろうか。 現在、松井選手(G)のメジャー兆戦が騒がれているが、私にはそれよりも岩村選手みたいな”これからの選手”がメジャー行きする事によるプロ野球空洞化が懸念される...






最初で最後の...
at 2002 10/05 23:53 編集


 先週の市民球場でのスワローズ戦が今シーズン最後の観戦になるかと思っていたが、何故か妹が会社からもらったと言う明日のジャイアンツ戦のチケットをもらったので、行って見る事にした。 何とネット裏の席だ。 個人的には一番良い席のはずのネット裏がシーズンパスと言う”一部の者”に独占されるのは気に入らないが、せっかくだからその”視点”を体感して来ます。






危機感...
at 2002 10/06 14:46 編集


 昨日書いた通り、今日は広島市民球場へジャイアンツ戦を見に行く事になった。 多分、市民球場のネット裏で見る機会はもう無いだろうな。 新しい球場も出来る予定だし... 手元にそのチケットがあるが、”非売品”とはっきり書かれている。 道理でチケット売り場に”ネット裏”が無いはずだ。 もらっておいて何だけど、シーズンパスを買っているのってほとんど企業でしょう。 一番良い席を”一部の人”が常時独占しているのって... 私は少しでも多くの人に体験してもらって野球を好きになってもらいたいのだが...


 そう言えば昨日の毎日新聞スポーツ欄に、広島市民球場の観客が少な過ぎると批判するコラムが載っていた。 確かに、消化試合とは言え毎日5000や8000の入りでは... このコラムでは観客動員数が少ないのにジャイアンツ戦のテレビ放映権料による莫大な収入がある為にカープ球団が危機感を持ってない、パ・リーグ球団のファンサービスを見習うべき、みたいな調子で書かれていた。 実際に球場に行っている私に言わせれば、去年よりは良くなっている所もあるのだが、今すぐにでも出来る事はまだまだ沢山あると思います。 今年は特に千葉へ行ってマリーンズのファンサービスを見て来ただけにその思いは強いのだが...






ネガティヴキャンペーン
at 2002 10/07 22:47 編集


 55号ホームランを打って年間ホームラン日本記録に並んでいるライオンズのカブレラ選手が現在、相手チームのボール責めに悩まされている様だ。 本人は相当イライラしているらしく、敬遠気味にストライクを投げて来ないピッチャーを睨み付けたりした写真がスポーツ新聞や他の新聞各紙のスポーツ欄を飾っていた。 本人は「ストライクを投げて来ないなんてプロじゃない!」なんて言っているそうだが、絶好球を投げてみすみす打たれるのもまた”プロじゃ無い”と思うのだが...


 新聞とかは王選手(現ホークス監督)の日本記録を守る為にやっている様な印象を受ける記事を書いているが、ホークス以外もまともにストライクを投げないのだから理由は別にある。 それは今シーズン、カブレラ選手の次、5番に座って猛威を振るった和田選手が優勝決定とともに休んでしまい、代役5番打者の力量が劣る為にカブレラ選手と無理に勝負する必要が無いからだ。 その事を書いているのは私が知る限り、朝日新聞の1~3行の文章だけだ。


 素人の私でさえ分かるのだから、プロのスポーツ記者が分からないはずは無いのだが? それとも、あえて無視して「日本の野球はセコくて、正々堂々と勝負しない。」とでも言いたいのだろうか? 言っておきたいのですが、いつも”力と力の勝負”をしているはずのメジャーリーグだってイチロー選手を何度も敬遠していると思うのですが? 今、カブレラ選手が敬遠されているのとどこか違うのだろうか? ちなみに、その事を書いている新聞も皆無なのだが...


 物事を多面的に見る事もせず、日本の野球を貶めていながら「”力と力の勝負”を求めて日本のスター選手がメジャーリーグに流出し、日本のプロ野球が流動化して行く...」なんて恥ずかしくも無くよく書けるものだ。 こう言うのを”マッチポンプ”って言うのではないだろうか...?






衣替え
at 2002 10/08 21:27 編集


 10月...広島も秋らしく(?)寒くなって来た。 私も今まで半袖で通して来たが、さすがに今日は衣替えしてしまった。 そう言えば先日予定していた野球観戦は雨の為に中止になった。 もうスタンドに客が入っている17時30過ぎの試合中止...せっかく球場まで行ったのに残念。 もらい物とは言え。


 そう言えば中止になったこの試合は11日の金曜日18時20分に組み込まれた。 消化試合でもあるし、出来ればデーゲームでやって欲しかったが... もうナイターは見るにもやるにも寒過ぎると思ってしまう。






負けちゃったか...
at 2002 10/09 23:57 編集


 釜山アジア大会に参加していたプロ・アマ混成の野球日本代表チームは準決勝で台湾代表に敗れて決勝進出を逃した。 韓国や台湾は私が考えていた以上にレベルアップしている様だ。 一軍半とは言え、プロが参加しているから互角に戦えると考えていた私が甘かったのか。 私は図書館に行き、前々から「社会人野球存続の為に日本代表はアマチュア主体であるべき。」だと書いて来た毎日新聞を読んでみたがあまり詳しく書いていなかった。 こちらの地元紙の中国新聞は「プロ・アマ混成チームの限界。」と書いていたのだが...


 今回は大学野球とプロ野球が国内リーグ戦の日程を優先して選手を派遣しなかったのが”敗因”と言う事になるのだな... 学生野球、社会人野球にプロ野球と、それぞれがてんでバラバラにやっているのでは勝てず、組織を統一して”挙国一致体制”を築かないと国際大会を勝ち抜くのは難しいのか... バラバラと言えば、韓国や台湾はトッププロ選手で代表チームを編成し、日本はプロ一軍半の選手と社会人の選手... その意味では国際試合のルールすら確立されていないのか。


 オリンピックやアジア大会の時だけで無く、普段から韓国や台湾、中国などとの国際試合を積極的に行って、「アジア大会は21歳以下の若手主体で。」みたいなルールを作っていかないと。 他国の代表チームとの親善試合を組んだり、秋季キャンプ中に韓国や台湾の球団と練習試合をしたり...と。 ”興行”に過ぎない日米野球より余程有益だと思うのだが...






あと1試合
at 2002 10/10 23:57 編集


 今日の試合でもライオンズ・カブレラ選手の日本新記録は出なかったか... しかし、スポーツニュースで見る限り勝負を避けた訳でも無いし、これは仕方無いな。 次の千葉マリンスタジアムでの試合が最後のチャンスか。 是非とも新記録を達成して欲しいところだが。 最近話題になっているセ・リーグの首位打者争いの事に関しては明日改めて書きます。






フキゲンな首位打者
at 2002 10/11 23:57 編集


 今日、広島市民球場でカープはジャイアンツと対戦したが、実はこの試合がジャイアンツの今シーズン最後の試合だったらしい。 そして三冠王を狙う松井選手(G)はノーヒットに終わり、現在打率1位の福留選手(D)を追い抜ける可能性はほぼ無くなり、松井選手の三冠王の夢は潰えた。 私としては久しぶりの三冠王誕生の瞬間を見てみたかった気もしてちょっと残念か...


 一方の”首位打者”福留選手だが、先週末の試合で固め打ちして打率トップに立ってから一度も打席に立っていない。 いや...試合には出ているのだが、途中出場で守備に付くだけで本人に打順が回る前にベンチに引っ込んでしまうのだ。 何でも、連続試合出場の記録も継続中だからだそうだが、連続試合出場の記録の為に試合に出て、首位打者のタイトルの為にさっさと引っ込んでしまう。 消化試合の常とは言え、イヤなものを見てしまった...


 記録やタイトルの為に数字とにらめっこしながらチョコチョコと出たり下がったり... 何度見ても気分が悪くなる光景だ。 ネット上では福留選手への批判もある様だが、私は彼が好きでこんな事やっているとはどうしても思えない。 実際、打率トップに立った次の試合で途中交代させられた時の福留選手と山田監督の姿をスポーツニュースで見たが、私にはまるで親が子供に何かを強制的にやらせている様にも見えてしまったのだ...


 ここからは私の想像になるのだが、福留選手自身は試合に出たいのだが、球団...いや、親会社の中日新聞から「何としても松井の三冠王を阻止しろ!」と厳命されており、打率トップに立つと同時に出られなくなってしまったのではないだろうか? 知っての通り、ペナントレースで”中日”ドラゴンズは”読売”ジャイアンツに完敗した。 中日新聞としてはせめて松井選手の三冠王だけでも阻止したいと考えたのでは...


 ここから、私の勝手な想像で福留選手の心境を代弁します...


「どうしてこんな事になったんだ...」
「チマチマ出たり休んだり、何でこんなセコイ真似しないといけないんだ...」
「試合に出られないほど痛い所はありません...」
「試合に出られないほど疲れはありません...」
「今グラウンドにいる選手以上のパフォーマンスを見せる自信があります。」
「俺に野球をやらせてください!!」


 勝手にこんな事書いて、間違っていたらごめんなさい...


 別に中日新聞だけが悪いと言っているのではありません。 読売も、毎日も、朝日も... 野球をここまで繁栄させて来たのは新聞社の功績が大きいと思います。 そして野球を滅ぼすのもまた新聞社だと思います...


 今日はいくら何でもちょっとキツイ事を書き過ぎたかな... 最後にちょっと新聞社を弁護してみます...


「なぜか新聞って好きなんだよ...」
「頭上からダイブしてバリバリーーーって。」
「妙に気分がハイになるんだよねー...」
「新聞サイコーーーー!!!」


...すいません、新聞の名誉回復に失敗しました。







連休の予定
at 2002 10/12 23:53 編集


 今日から連休に入ったか... 私自身の予定ですが、明日、明後日と大阪まで旅行に行って来ます。 先月は野球を見に尾道まで行った事もあったが、本格的な旅行は夏の関東旅行以来かな... 明日の早朝に出発、明後日の深夜に広島に戻る予定です。






●●●●軽視
at 2002 10/13 22:34 編集


 今日は大阪へ旅行だ。 家から新聞を持って来て電車内で読んだ。 先日のアジア大会の野球日本代表チームが帰国したそうだ。 カープの栗原選手は「とても良い経験になりました。 2年後のアテネ五輪にも出たいです。」とコメントしているが、今となっては私は彼の様な若手の選手は国内での消化試合で経験を積み、アジア大会には一軍の主力を派遣すべきだったと考えてます。 韓国や台湾は一流プロ選手だったのだから...


 昔、シドニー五輪でアメリカが3Aの選手で代表メンバーを構成した時、正直私も「ナメられた...」と思ったが、今回アマチュアとファームの選手で構成された日本代表を見て韓国や台湾は... アジア大会はオリンピックほど注目されないから国内リーグを優先したのかも知れないが、サッカー日本代表の試合はオリンピックだろうがアジア大会だろうが●●カップ選手権だろうが関係無く注目を集めている。 野球に限った話では無いが、普段からの国際試合への取り組みの差なのかも知れない...


 大阪に着き、こちらのスポーツ紙を買って見る。 昨日のファーム日本選手権の記事が載っているが、メンバーを見ると後半戦をほとんど一軍で過ごした選手もいるが、これで本当に良いのだろうか? ”ファームの試合に●試合以上出場している事”みたいな条件を付ける必要があるのでは。 そうでないと肝心の”ファームチームの優勝に貢献した”選手が出られなくなるではないか...


 それに開催地が松山って... 記事には過去の両リーグ対戦成績が載っていて、そこに開催球場名もあるが、松山に浦添、宜野湾ともう10年以上ファームチームの本拠地では開催していない。 ファームだってマメに見に来て応援しているファンはいるのでは... 地方の野球ファンに見せるのも良いのだが。 ファームもちゃんと”地元”を確立し、優勝したら応援してくれた地元ファンにファーム日本選手権を見せるべきだと思います。 ホーム&アウェイで5試合制とかにして...






”中途半端”と”中途半端”
at 2002 10/14 11:18 編集


 今日は大阪旅行の二日目だ。 現在、大阪駅近くのカプセルホテルを出て近くのネットカフェにいる。 そう言えば大阪駅の北口には巨大な貨物駅があり、ここも広島同様に縮小移転かどうかするらしく、跡地の利用法が議論されているらしい。 私としてはここにも広島同様、野球専用の本格的スタジアムを建て、ここを将来『大阪バファローズ』の本拠地とするべきだと思っています。


 「大阪ドームがあるし、まだ老朽化した訳でも無いのに馬鹿な事を...」と言われると思いますが、大阪ドームは”野球も出来る総合イベント会場”であって”野球場”ではありません。 野球以外のイベントでの利用も考えて設計してあり、プレーするにも観戦するにも不便な所が多いと聞いています。 グラウンドも人工芝で、それが選手流出の遠因にもなるのでは...


 現在、メジャーリーグの影響で”ボールパーク思想”が入って来ています。 他のイベントでも利用できると言う”中途半端”は止めて、今こそ本格的な野球場を。 そして広島の新球場では造らないだろう可動式の屋根を...と言っても大阪の経済も厳しいので、将来屋根を増設でき、それが見た目にも分かる”造りかけみたいな”設計にします。 そして大阪の経済が復活した時、スライド式の屋根を付ける。 大阪経済復活への願いを掛けた”ダルマの片目”です。 本当に、西日本の中心都市として元気を取り戻して欲しいと”広島人として”願っています。


この経済欄の片隅で

 一昨日の中国新聞(5月8日付)の経済欄に広島市西区の商工センター地区に在る郊外型商業施設の『アルパーク』が中心施設である東棟を売却すると言う”小さな記事”があった。 アルパークは......


復旧か?
at 2002 10/21 23:57 編集


 やっと日記の更新が可能になったみたいだ。 メンテナンスで更新不可能になっている間にいくつかのネタが使えなくなったか。 また構想からやり直しかな。 それにしても、アメリカではワールドシリーズやっているのに、日本では日本シリーズに備えてキャンプやっているのか...






復帰はしたが...
at 2002 10/22 23:46 編集


 どうも日記のネタが少ないな。 日本シリーズは週末からだが、カープファンの私にはあまり興味が無いし... システムメンテナンスの間に時間が経過して使いにくくなったネタがいくつかあるが、やっぱり使うか...






残像
at 2002 10/24 23:31 編集


 私がいつも行っている図書館にはデイ●ースポーツが入っていて、毎日その記事をチェックしているが... それにしても毎日の様にフリーエージェント権を取得した金本(C)、中村(紀・Bu)選手とぺタジーニ選手(S)の話題が書かれるのには正直辟易している。 特に他球団の現役選手に対して”阪神入りか”だの”トラの恋人”などと書くのは...彼らはドラフト候補のアマチュア選手とは違うのだ。


 まあ”多数派の優越”で”少数派の傷み”に鈍感になっているのかも知れないが、カープファンとして以前ジャイアンツにFA移籍した川口投手や江藤選手の時に比べても今回はひどいものだと感じている。 大物選手の名前が見出しに踊っていれば新聞が売れるのかも知れないが、度が過ぎればタイガースやタイガースファンへの反感にも繋がると思うのだが... もう少しデリカシーを持つべきだろう。


 広島以外には報道されていないと思うので書いておくが、金本選手本人は「川口さんや江藤の場合とは違う、自分は広島で生まれ育っている。 親父も広島に残ってくれと言っている。」と言っていた。 金本選手は広島出身、広島には家族も親戚も古くからの友人もいて、現在肩身の狭い思いをしているはず。 仮に金本選手がタイガースに移籍しても、多くの人が傷付いたりしない様、マスコミには配慮して欲しいものだが...


 まあ、関西マスコミも日本シリーズに関係無くヒマだから毎日FAの話ばかり書かないといけなくなるのだろう。 来シーズンはタイガースも頑張って日本シリーズに出られる様にしないと。 まあ、この点に関しては”お互い様”ではあるが...


 私は星野監督の”中村(紀)、金本、ぺタジーニ獲り発言”は実際にはファンを煽って親会社に強化資金を出させる為のリップサービスであり、はなから全員を獲るつもりは無いと考えている。 資金の問題もあるが、何よりチーム編成上、シーズン通して四番を任せられる選手一人だけ獲れれば十分で、後は伸びて来た生え抜きの選手で固めれば良いはずだ...


 カープファンの私にも今シーズン中、タイガースの濱中選手や関本選手が打った印象的なホームランは目に焼き付いているし、先日のアジア大会では喜田選手が一人気を吐いていた。 こんな芸当は誰にでも出来る事では無い。 彼らがレギュラーに定着すれば10年はチームを支えてくれるだろう。 そんなところへレギュラーを保証された大物選手が三人も入って来ればどうなるか...


 もちろん、そんな事スポーツ新聞の記者達は百も承知だが、新聞を売る為にはそんな”当たり前の事”は書けないだけの話だ。 それだけにマスコミの露出が多いチームのファンは”見る眼”を養う必要があると感じている。 今回の異様なFA騒動に対してタイガースファンの声が少ないので少々気になっている。






故郷は遠きにありて...
at 2002 10/27 06:56 編集


 最近の北朝鮮絡みのニュースを見ていると、私も”故郷”と言うものを改めて色々と考えさせられ、切なくなる... 私はずっと広島で育って来て、故郷について深く考える事も無かったのだが、専門学校で勉強する為に大阪へ行き、そこで二年間過ごした。 広島を離れて初めて私は”故郷”というものを意識する事になった。 大阪では本当に色々な体験をしたが、いつも故郷の広島は私の心の中にあった...


 今回の拉致事件の当事者(本人や家族)に比べれば深刻さに違いはあるが、故郷との関係に悩み、眠れぬ夜を過ごしている人がいる。 カープの主砲・金本選手だ。 フリーエージェント権を行使して同一リーグのタイガースに移籍するのではないかと言う報道がすさまじく、地元の広島出身である彼はカープや故郷・広島との関係で随分と悩んでいるらしい。 これは前回も書いた事だが、過剰な報道で彼を苦しめているのは関西のマスコミだけでなく、地元広島のマスコミも同じだ...


 広島でも毎日の様に「金本はカープに必要な選手。」だの「残ってくれないと困る。」だの「土下座してでも...」みたいな言葉が新聞に載り、金本選手は相当悩みながらも態度を保留している。 見ているこちらが苦しくなる。 何でこの様に重苦しく、暑苦しいのだろうか? 金本選手はカープ球団に(金銭面などで)不満は無いそうだが、球団に不満が無ければ移籍してはいけないのだろうか...?


 ワールドカップサッカーのお陰で野球ファンの私もサッカー界の事を知る機会が何かと多かったが、サッカーではモチベーションを高める為に移籍する事もあるそうだ。 確かにプロは常に練習してレベルアップをしないといけない。 それだけの向上心を維持する為にプレー環境を変えたいと思っても仕方が無いのかも知れない。 素人の私にはなかなか理解できない世界だが、もしかしたら金本選手もそうなのかも...


 私個人的には今以上に選手が活発にチームを移っても良いと考えている。 そしてFA移籍に伴う”裏切り”みたいなイメージを払拭して欲しいのだ。 実際、今回の過剰報道では金本選手が移籍した場合、広島にもう帰って来れなくなるのではないかと、前回の江藤選手(G)移籍に伴うカープファンの悪感情を思い出して心配になる。 野球ファンの私が言うのは憚られるが、たかが野球の為に一人の人間が故郷を失うなんて、あってはならない事だ...


 金本選手は長い間カープの為に十分に尽くしてくれました。 仮に彼が移籍する事になっても、広島のカープファンは「今までありがとう、ここはあんたの故郷じゃけえ、いつでも帰って来んさい!」と言って暖かく送り出すべきだと私は考えてます...とは言え、チームの柱である金本選手がいないのはカープファンとして不安だし、私が金本選手が移籍した場合のチーム構想をファンの皆さんに提案してみます...


 まず、新しい四番打者は新井選手とする。 そしてこの危なっかしい”若き四番打者”をベテランの緒方&前田選手が補佐してクリーンアップを構成する。 彼らを中心としてチームを再編成する。 そして空いている外野のポジションですが、町田、浅井、木村(拓)らの控え選手や広瀬、岡上らの若手選手らが争う事になりそうですが、私はここに現タイガースの坪井選手の名前も挙げたいと思います。


 坪井選手の名前は何度かトレード要員として挙がった事もあるが、金本選手が入れば間違い無く戦力構想から外れるのでは? だからカープが金本選手のFA保障を金銭から選手に切り替えれば... 恐らくプロテクトは掛かっていないと思うのですが。 彼は現在故障中で、リスクは大きいのだが、本当に再生出来れば大きな戦力となり、カープに新風を吹き込んでくれると考えてます。 そうなれば(新人を育てるより)移籍金3億6000万円も高くは無いのでは?


 捕手:木村(一)、西山
一塁手:新井
二塁手:東出、福地、ディアス(残留すれば)
三塁手:野村、栗原
遊撃手:新外国人、岡上
左翼手:前田、森笠、広瀬
右翼手:町田、浅井、坪井
中堅手:緒方、木村(拓)
(敬称略)


 例えばこんな感じですが、カープファンの皆さん、どうでしょうか? カープ球団もタイガース戦を『新井 vs 金本、師弟コンビ対決!』とでも銘打って売り出し、今以上の人気カードとして育てれば...とにかく、以前江藤選手が広島でファンから物を投げ付けられたと聞いた時は元ファンとして本当に悲しかった。 こんな事は二度と繰り返して欲しくない...






風の輝く朝に...
at 2002 10/28 13:31 編集


 今回は図書館で探して来た新聞の古いコラムを紹介&引用します。 日経新聞は記事を無断引用してはいけないと言っているのですが、やはりこのホームページに来てくれるスポーツファンの方に(図書館などで)日経新聞のバックナンバーを読んでくれとも言えないので申し訳無いのですが再び記事をお借りさせて頂きます...


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 『チェンジアップ』(日本経済新聞スポーツ欄コラム)


 巨人がヤクルトに3連戦3連勝した雨の日のテレビ中継は、ベンチ横のレポーターに首位打者二回のベテラン解説者、メーン解説の一人は元監督経験者で、もう一人は若手解説者だった。たまたまそういう当番だったのだろうし、古株を雨の中に立たせていけないともいわない。
 しかし、どこか変だった。話の中身は経験のあるなしに比例していた。視聴者は違和感を覚えたのではないか。有力事務所の”タレント”になるのが今、解説者として売り出す近道ともいわれる。
 解説の世界の乱れを思うと同時に、今年引退し新たな道を模索する人のことを思った。横浜・石井浩、阪神・星野......。ここは安易に座るところではないと、バックネット裏から忠告しておこう。
 「ネット裏から勉強する」というが、本当に勉強になるのか。私は現役引退後コーチも務めたが、基本的にはずっと解説でやってきた。よく返される言葉は「現場を知らないあなたに何がわかる」。この論法に反論できないでもないが、解説で得た知識がグラウンドでそのまま応用できないのは当然のこととして認めなければならない。
 正直にものを言うほど現場に疎まれる。将来性のある人にはプラスにならない仕事かもしれない。私はなぜそうなるのかという「からくり」を中心に、極力結果論にならないよう注意してきたが結局は「あの憎まれ口の」ということになっている。しょせん結果論と見られるのが解説だ。
 事務所に所属する解説者がタレント扱いされるのも気になる。うかうかバラエティーに出たりするから、野球におちゃらけたムードが漂う。
 そして、球界には先達の技が何も継承されないことになる。「球界に貢献したい」(石井浩の引退会見)という気持ちがあるなら江川君、掛布君あたりも早くグラウンドに戻ってほしい。突然矛先を向けられ両君も迷惑だろうが、後世に伝えるべき技量の持ち主が野にいるのは損失だ。
 西武の優勝で改めて思い出すのは、伊原監督は伊東捕手が就任を断ったことで偶然誕生したと言うこと。あれほどの監督の才を危うく埋もれさせるところだった。監督になってしかるべき人がきちんとキャリアを積み、しかるべき時期に監督になるという道筋を確立しないと、球界は廃れる。


 (9月26日 野球評論家・豊田泰光さん)
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 豊田さんは同じ時期の『週間ベースボール』でもこの”監督の適性”に関する問題を提起したいましたが、このコラムではそれらと若干違う角度から書いているので気になったと言う訳です。 今回のライオンズ・伊原監督の成功で再び「選手としての実績は関係無い、実力本位で選ぶべきだ。」と言う声が上がっているのだが、その為にはやはりマスコミが監督に必要以上のスポットを当てるやり方を変えないといけないのだろう。


 事実、日本でも過去に何人かは選手としての実績がほとんど無い人が監督として成功し”名将”と呼ばれたが、それに続く人が現れにくいのも監督が必要以上に目立つ為に球団が元スター選手を商売に利用してしまうからだろう。 選手としてなら、アマチュアのスターでドラフト1位だろうが控え選手でドラフト10位だろうが結局は実力で勝敗が決まるのに、指導者としては...何か”差別”みたいで私は好きになれない。 ただ、実力本位だと成果が出なければ即クビになるのだろうけど...


 ふと考えたのだが、スター選手が現役引退⇒テレビ解説者⇒一軍監督と言うルートを好むのは”注目を集める場所に居続けたい”と言う心理なのだろうか...? まあ、人気があれば世間も放っておかないのだろうけど。 一方でみんなにチヤホヤされる生活と、特に注目される事も無い普通の生活との落差は実際に体験した人でないと分からない程すごいものなのかも知れないな...


 それと、解説者とは言っても実際に生活して行けるとなると簡単では無いみたいで、私も広島ローカル局で活躍していた解説者が同時期にビルの守衛さんをやっていたのを見て驚いた事があるが、実際に解説者専業で生活して行くには全国メディアで活動し、バラエティ番組などにも出演し、好むと好まざるとに関わらず読売(巨人)への追従もしなくてはならなくなり、またテレビ局の”視聴率至上主義”に汚染される事もあるだろう...


 ”引退後の生活(人生)”と言う点で気が付いたのだが、最近は選手に対する『戦力外通告』を早めにする傾向が強くなった。 昔はドラフトの結果を踏まえてやっていたのだが、今は他球団の入団テストを受けたり、再就職したりするのに少しでも早い方が良いと(選手会の要望などで)シーズン終了時くらいになったそうだ。


 私はここ数年、各球団が若い選手に見切りを付けるのが異様に早い(21歳でクビになる事もある)のが気になっていて、それをプロ野球の『選手70人枠』のせいだと批判して来たのだが、どうやら理由はそれだけでは無い様だ。 ...そう、再就職の事を考えているのだろう。


 この空前の不況&就職難の中、子供時代から野球しかやった事が無く、資格と言えば普通自動車免許くらいしか持っていない30前の男を正社員で雇う企業がどの位あるのか... 野球選手でその位の年齢だと妻子がいる事が多いし、本当に食べて行けなくなる危険もある。 今は球団が親会社やその関連会社に斡旋するのも難しいのだろうし、だからやり直しが利く20代前半のうちに見切りを付けないといけないのか...


 参考までに、Jリーグでは選手の再就職支援をやっているそうです。 以下のコラムで紹介されていましたが、良かったら行って見て下さい...


http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=219403
http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=221726


 一方で野球界に残る手もある。 私自身は(バランスを取る為に)球団職員の半数はユニフォーム経験者であるべきだと思っているし、球団運営に参画する元選手がもっと出て来て欲しいと願っています。 そうやって”夢やロマン”と”ビジネス”のバランスを取って行ければ...


 それと今、社会人野球界との関係が良くなって来て、元プロの選手が社会人野球で活躍したり、先日は元タイガース監督の野村克也氏が社会人野球チームの監督になったりした。 今のアマチュア野球との関係を更に強化して、いずれは元プロ選手が学生野球の指導者としても活躍出来る様にして欲しいものだ...


 昨日、NHKでNPO(非営利組織)の活動を紹介した番組を見た。 莫大な収入を捨ててまで人の為に尽くしたいと言う人があんなにもいるなんて、世の中まだまだ捨てたものでは無い...






30日なのに29日
at 2002 10/29 23:53 編集


 何故か時計(?)が狂っていて、30分以上も時間がずれているな... どうなっているのやら。 既に30日になっているのに。 日本シリーズはジャイアンツの3連勝。 このまま終わってしまうのか、明日のライオンズ・西口投手のピッチングに掛かっているのか。






コーチ会議
at 2002 10/30 22:25 編集


 月曜日、用事で広島市内に出掛けた際に市民球場の前を何となく通ると、正面入り口前に数人の男達がいる。 何事かと近寄って見ると、球場内の事務所から出て来る人を待っているみたいだ。 まだ主力選手の契約更改には早いから若手選手が来ているのだろうか? しばらくするとタクシーがやって来て、ほぼ同時にAコーチ(あえて匿名)が出て来てタクシーに乗り込み、去って行った。 選手時代は随分と活躍したが、生で見たのは初めてだ。


 更に、Bコーチが現れて入り口付近でタクシーを待っている。 私の近くにいた男がサインをもらいに行った。 コーチのサインもいるのか...と後でよく見たらジャケットのあちこちにサインがしてある。 どうやらサインをコレクションしているのだろう。 しばらくしてタクシーが来ると、Bコーチもそれに乗り込み去って行った。 それにしても、いくら家に直行とは言っても、もうちょっと服装には気を使った方が... 近所のコンビニに行くのでは無いのだから。


 ...それにしてもさっきから排ガス臭い。 よく見ると、球場入り口の側に大きな”おベンツ”が停まっていて、10分以上もずっとアイドリングしている。 やれやれ...地球の空気を汚染しているな。 車の傍には若い運転手が”ご主人様”の来るのを待っている。 仕事とは言え、寒いのに大変だ。 不意に、渋谷で見た『忠犬ハチ公』の像を思い出す。 今まで意識した事は無かったが、あの監督も私とは”違う世界”に生きている人なのだろう。


 更にしばらく待っていると、比較的若いCコーチが現れた。 彼は黒系統で統一した落ち着いたコーディネートの服装。 元は控え選手で今はファームのコーチをしている。 彼は足早にその場を駆け抜けると、携帯電話で話しながら街中に消えて行った。 


 ...やれやれ、何時間待ってもどうやら選手は出てこないみたいだ。 私も便乗してサインでももらおうと思ったが、あきらめて私も球場を去った。 まあ、日記のネタを拾えたから良しとするか。






終わりと始まり
at 2002 10/31 19:06 編集


 90年代... この頃の私は社会人になって金銭的に余裕ができ、球場に気軽に行ける様になり、本格的に野球を見る様になった。 そしてカープは野村、緒方、金本、江藤、前田らの(私と)同世代の選手が主力を占める様になり、思い入れも格別だった。 残念ながら投手陣の面では”エース”と呼べる人材を得る事が出来ず、優勝する事は出来なかったが、私にとっては忘れられない”時代”になった...


 今日、金本選手がFAを宣言してカープを去る事になった。 先の江藤選手(現ジャイアンツ)に続き、今回の金本選手移籍によって『90年代赤ヘル軍団』は終わりを告げた。 仕方が無いな... いつかはバラバラになって行くのが宿命なのだから。 そして今日から新たな四番打者・新井選手を中心とする『00年代赤ヘル軍団』がスタートする。 90年代と違い、柱となる投手がいるのが希望だろう。


 それにしても今回の事では広島の現状を思い知らされた。 カープの地元であるにも関わらず、毎日の様に大阪で書かれた「金本、阪神入りか?」みたいな新聞が並んでいるのを見ていると情けなくなる。 そろそろ”独立”の時期ではないだろうか? ここは地元の雄・中国新聞にスポーツ紙を出してもらいたい。 具体的には福岡の『西日本スポーツ』みたいな新聞になるかな。 今はJリーグのサンフィレッチェ広島もあるし、やってやれない事は無い。


 最後に、タイガースの星野監督はスワローズのぺタジーニ選手の引き抜きも狙っているそうだが、同一リーグ他球団の主力引き抜きと言う”背反行為”をやった以上、来季は『巨人包囲網』なんて唱える資格は無いし、こちらも共闘する気は更々無いな。 同じ”オールスターチーム”同士、ジャイアンツと仲良くやればいいのさ... こちらも、奴らに負けるつもりは無い。

 ...以上です。


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