小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

イギリスのEU離脱

2016-06-25 23:12:37 | 政治
イギリスが、国民投票で、EUを離脱した。

離脱派が、50%で、残存派は、49%、なので、イギリス国民の、圧倒的な、意志ではない。

移民に、職業を奪われる、ことに対する不満、そして、かつての、世界の覇権国だった、プライドなど、理性的に考えての判断ではなく、非常に、感情的な、動機からである。

民主主義が、いかに、衆愚主義であるか、といういう、いい例である。

そもそも、参院選にしてもそうだが、民主主義は、国民は、知性的、理性的に、国際社会や、政治、経済的に、どうあるべきか、と、考えて、投票する義務など全くない。

立候補者の、顔が気に食わない、とか、イケメンだから、とか、大きな声での、パフォーマンスが面白い、とかの、どんな理由で、投票してもいいのである。

それで、結局は、知名度のある、世襲議員や、きれいな女の立候補者とか、が、選ばれてしまう。

そもそも、立候補者は、大きな声を出せず、声が枯れていたら、当選できない。

新聞やニュースと同じで。

新聞やニュースでは、知名人の話題しか、出さない。

それは、国民が、知名人にしか、関心を持たないからであるが。

しかし、実際には、知名度が無くても、声が小さくても、政治認識もあり、行動力もあり、もし当選していたなら活躍できたが、名も知れず落ちた、立候補者も、数限りなくいるはずである。

東京都知事にしても、舛添要一氏を、選んだのは、東京都民なのだから、舛添要一氏の、性格を見抜けずに、知名度から投票した、東京都民こそが、自分の、愚かさを、反省すべきなのが、本道であるはずだ。

政治家は、公約など守らず、ウソを言う、というのは、社会人として、知っていて当然の常識である。

ヒトラーをドイツ総裁に選んでしまった、当時の、ドイツ国民は、ヒトラーを責めるのではなく、己の愚かさを反省している。
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