かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

清見糺の一首鑑賞  64

2020-09-22 16:48:12 | 短歌の鑑賞
     ブログ版 清見糺の歌  8(修二会)   鹿取 未放


64 地上には関係者という族ありて点火まぎわによき位置を占む
    「かりん」95年7月号

 「関係者」はまさにどこにでもある。ちょうど本日(2004年11月11日)の朝日新聞の朝刊は八戸の教育改革ミーティング参加の半数が「関係者」だったと報じている。
 作者はもちろん「関係者」ではないので、早くから並んでそれでも「よき位置」から外れたところにいるのである。(鹿取)


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