かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 42(アフリカ)

2019-01-14 20:09:05 | 短歌の鑑賞
  馬場あき子の外国詠5(2008年2月実施)
  【阿弗利加 2 金いろのばつた】『青い夜のことば』(1999年刊)P165~
  参加者:K・I、N・I、崎尾廣子、T・S、高村典子、
       藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
  レポーター:N・I      司会とまとめ:鹿取 未放


42 暗き灯のスークに生きてアッラーに膝まづく一食を得し幸のため

(まとめ)
 スークの暗い灯の下で、おそらく一生鏨を使って作品を生み出すことを生業にしている人々。インタビューしたわけではないだろうが「一食を得し幸のため」膝まづいてアッラーに感謝を捧げていると断定しているところが作者らしい。しみじみと老爺たちの一生を思いやっている。(鹿取)


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