闘魂ちゃんはタクシーで、一人で病院に行かせることにしました。
そして私は実家へ。
こんな日がいつかくるのではと、用意していた合鍵も忘れてしまっていました。
案の定、玄関の戸は閉まっていました。
父の寝室の横にまわり、ガラス戸をたたいて
窓をあけてもらいました。
既に呼吸が荒く、何を話しているのかききとれない状態でした。
結局、救急車でかかりつけの病院へ。
診断は重度な肺炎。
そして人工呼吸器をつけることになるかもしれないと
言われました。
人工呼吸器の意味がよくわからない私が
あいまいにうなづくと、医師はさらに続けます。
「全身麻酔をして、人工呼吸器をつけてしまうと
簡単にははずせません。
ICUに入ることになるので、家族が会う時間も制限されるでしょう。
深刻な状態なのです。」
「でも・・あの・・二日前に会った時は、父は元気でしたよ。」
「肺に病気を持つ方は、肺炎が命取りになります。
そんな方がお亡くなりになる時は、いつもこんな風に突然なのです。
納得のいく死に方はできないのです。」
そう言って医師はまた、父のところに帰っていきました。
しばらく待っていると、医師がまたきました。
「どうやら心不全のようです。
かなり水がたまっていて、それが心臓を圧迫しているようでした。
今、カテーテルで導尿したところ、六リットルも尿がでました。
尿が出るとかなり楽になられたようですので
これならなんとか人工呼吸器をつけずにすむでしょう。」
妹とふたり、ほっとしました。
父は助かる。
また前のように、笑って話すことができるのだ。
そう思いました。
しかしそれは、ところがぎっちょんきりぎりすだったのです。
(相変わらず、存在が不真面目)
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そして私は実家へ。
こんな日がいつかくるのではと、用意していた合鍵も忘れてしまっていました。
案の定、玄関の戸は閉まっていました。
父の寝室の横にまわり、ガラス戸をたたいて
窓をあけてもらいました。
既に呼吸が荒く、何を話しているのかききとれない状態でした。
結局、救急車でかかりつけの病院へ。
診断は重度な肺炎。
そして人工呼吸器をつけることになるかもしれないと
言われました。
人工呼吸器の意味がよくわからない私が
あいまいにうなづくと、医師はさらに続けます。
「全身麻酔をして、人工呼吸器をつけてしまうと
簡単にははずせません。
ICUに入ることになるので、家族が会う時間も制限されるでしょう。
深刻な状態なのです。」
「でも・・あの・・二日前に会った時は、父は元気でしたよ。」
「肺に病気を持つ方は、肺炎が命取りになります。
そんな方がお亡くなりになる時は、いつもこんな風に突然なのです。
納得のいく死に方はできないのです。」
そう言って医師はまた、父のところに帰っていきました。
しばらく待っていると、医師がまたきました。
「どうやら心不全のようです。
かなり水がたまっていて、それが心臓を圧迫しているようでした。
今、カテーテルで導尿したところ、六リットルも尿がでました。
尿が出るとかなり楽になられたようですので
これならなんとか人工呼吸器をつけずにすむでしょう。」
妹とふたり、ほっとしました。
父は助かる。
また前のように、笑って話すことができるのだ。
そう思いました。
しかしそれは、ところがぎっちょんきりぎりすだったのです。
(相変わらず、存在が不真面目)
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