お手てはぬくいです(笑)

手が冷たい人は心が温かい・・一度はきいたことないですか?
私の手は、年中ホカホカです。

やっとかけた

2015年10月31日 19時49分50秒 | 河童闘魂宝物
それは7年以上も前のことだ。

大学からの帰り道。
家まであと数十メートルという所で長女が事故にあった。
原付バイクに乗っていた長女は、一旦停止無視の車と交差点でぶつかった。
「ぼ~っとしてました、ごめんなさい。」という60代女性。
相手方が90%悪いと警察は言っていた。

不思議なのは事故直後に町会議員が、うちにやってきたことだ。
「文句があるならオレにいえ」的な権力を振りかざす感じで、留守番していた当時高校生の、まだ事故のこともきいていない次女に、すごんで帰ったそうだ。

どうやら加害者側が頼んだらしい。

救急車で運ばれた長女は、いろんな検査をした。
顔以外の傷はたいしたことなかった。
結局その夜からしばらく、顔面を固定された。
鉄格子の中のハンニバルレクターみたいな固定で、モチロン食事もできない。

顔以外は大丈夫なので、入院はしなかった。

私は長女が自殺するんじゃないかと思った。
心配なので、隣で眠った。
すすり泣きがずっときこえた。

医者は一生消えないキズだと、興奮して喋っていた。
しばらく通院したが、その度に一生消えないキズだと言われた。



やっぱりつらいわ、この話。

でも最後まで読んでもらえれば、クスっとくる瞬間があるので、格さんもききなさい、助さんもききなさい。

テレビで美容整形の番組がたまにある。
顎を削ったり、まぶたを切ったり、大変身をとげている。

なのに、どうして私の娘のキズは治らないの?
東京でもどこでもいくよ!前の顔に戻してあげられるなら!
美容整形にもいったが、手術はできないと言われた。

「このキズ、一生本当に治らないの?」ときく長女。

「先生はああ言ってるけど、あなたが30歳をすぎる頃には、きっとキズが薄くなったり、いい手術の方法が見つかるよ。」

そういうしかなかった。

そしてもう一つ、とても酷なことを言った。

「すんだ事は、時間を戻ってやり直せない。
だけど、これからの人生、お前がこれを教訓にして
絶対事故を起こさないようにしたり、
地に足のついた堅実な生き方をすることはできる。強くなることができる。
教訓にするしかないよ。」と。

あ~ひど。ひど過ぎ。

でも旦那みたいに、「自分が代わってやりたい」とは絶対にいうつもりはなかった。

できもしないのに、そんなこと。

私は絶対に代わりたくない。
女の人が顔にキズを負うというのは、そういうことだ。

一度だけ手術して、少しキズが小さくなって
保険金が支払われたが、そのままいつかできるかもしれない手術用に預金してある。

あれから時は流れ、先日、長女の会社のHPに、彼女の画像がでた。
こんな別嬪さんが、あなたを待ってまっせ!!
的な画像だ。

やっと本人も他人も気にならないキズになったと思う。

なので。私も書いて、ヒトククロウと思う。


先日、用があって次女の職場に長女が出向いた。

「『お姉さんも可愛いのね』と言われたよ。」と闘魂ちゃんがいえば

「え?私は可愛いないで!
だって私は綺麗系やから!」と河童姫。

姫はやっぱり強い。

おあとがよろしいようで。