お手てはぬくいです(笑)

手が冷たい人は心が温かい・・一度はきいたことないですか?
私の手は、年中ホカホカです。

アラ60  市原悦子編

2008年12月09日 09時18分32秒 | ビバ!大人の世界
うちにはオーバー60が3人いるんだが
そのうちのひとり、市原さんについて。

市原さんは結婚後、子供がなかなかできず
30なかばでやっと男の子を授かった。
夫婦でその一人っ子を大事に育て
高校卒業後は、専門学校までいかせて
いっぱしの学歴もつけてやった。

だが、このボクはたいそうひ弱なボクに育ってしまった。
うちにもアルバイトできたことがあるが
連続して働けなかった。
その後も喫茶店で働いたり
午前中だけの仕事を見つけて働いているが
30代のおっさんとしては、心もとない働きぶりだ。

彼女も20代の頃にはいたらしいが
結婚までにはいたらなかった。

市原さん自体はとても気のいいおばさんで
わが社の癒し系として、絶大なる支持をえている。

その彼女が吐血した。
前回は胃がんだったので、彼女はとても深刻な面持ちで
会社にやってきて、「おひまをもらいます。」と言った。

血を吐いたからといっても、胃がんとは限らず
精密検査の結果待ちだったが
今日また現れて、検査結果を教えてくれた。

慢性の中耳炎による膿が骨の近くまできていて
手術が必要なのだという。
それが原因の吐血だったのだそうな。

胃がんの時もさんざん泣いた帰ったが
今度も私相手に、この心の凍った私相手に
涙を浮かべている。


あの・・・・家で泣いてきてくれませんかね?



・・・・鬼ですが、何か?



私の母さんは、何度も言うようだが
あっちこっち切り取られ、何年間も苦しみ
吐いたり動けなくなったり
文字通り医者に匙を投げられて死んだ。

手術してくるうちが華なんだよ、悦子さん!!


泣いてる市原さんにとてもイライラしたが
彼女の泣いた原因が手術がこわいからとかつらいからとか
そういう類のものではないことを、あとから知った。


自分が手術のために入院すれば
家に残るのは旦那と息子。
あのふたりがどうやって、自分の留守を過ごすのだろうか
そう思うと、心配で心配でたまらないのだそうだ。






・・・・・・あ、あほくさ~~~

アンタ、そんな事心配してたら、病気悪化しまっせ。


30過ぎのおっさんと60過ぎのおっさんでっせ。
なんとか暮らしていかんとどないしまんの。

アンタ、何歳まで生きられるつもりでっか?
おそかれはやかれ、アンタの育てたこのふがいない息子は
ひとりっきりで、仕事にもいかず、
その家でくちはてまんねん。
働かざる者くうべからずでんがな。



ところでこの悦子さん、自転車でどこにでも行く。
二回目に吐血したあとも、この冬空の下
15キロの道のりを病院まで点滴をうちに行った。

途中、わが社に寄り
「点滴を打ってもらったら、元気になるかとおもて・・」だとよ。


充分だよ(怒)


点滴打たなくても、充分元気だよ。
15キロも自転車こげるんだから(苦笑)





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