地震が発生したら「火の始末」と教わった人は多い。地震時思わず鍋のかかったガスコンロの火を止め火傷になったりするケースがあった。その危険から解放された現在の都市ガスの地震対策は万全なものとなった。これからは、まず身の安全を確保し、地震がおさまったらガスコンロの元栓を閉め避難するのが鉄則だ。
1995年冬の早朝に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では285件の火災が発生した。焼損棟数は483棟、火災による死者は559人にものぼる。火災の原因のトップは「電気による発熱体」で全体の約3割、「ガス・油類を燃料とする道具」が約8%の結果となっている。
<消防防災博物館>
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