今から302年前の10月28日、我が国最大級の大地震が日本列島を襲った。これが南海トラフ巨大地震で東海地震、南海地震が連続同時に起こったとされる。正式な名称は宝永地震(1707年10月28日)でマグニチュードは8.6と最大だ。
1707年は日本の歴史上最大の自然災害が多発した年で、その後の12月16日に始まる富士山が大爆発した宝永の富士山大噴火は、現在の富士山噴火のシミュレーションの最悪パターンとされる。
偶然なのか関東を襲った1703年の元禄地震(M8.2)の後のこの南海トラフ巨大地震、1855年安政江戸地震(M6.9)のわずか1年前に起こった南海トラフ巨大地震(1854年安政東海地震、安政南海地震)から、関東の大地震、南海トラフの大地震、富士山の噴火は連動性がある可能性も否定できない。