8月30日から防災週間が始まる。今年は8月30日から9月5日まで実施される。
8月は駿河湾で発生した震度6弱の地震を始め、震度4の東海道南方沖、震度5弱の八丈島沖での地震など国民が地震に不安で敏感になった月だった。特に駿河湾地震は東海地震との関連が話題を呼んだ。
防災週間は1923年9月1日に発生した我が国最大の被害をもたらした大正関東地震(関東大震災)にちなんで始まった。今、関東地方は今後発生するであろう関東大地震(次回は2100年代か)の前の首都直下地震に備える必要がある。関東大地震の前後にM6級からM7級の地震が発生するとされ、それが首都直下地震だ。今後30年以内の発生確率は70%であり、そろそろ準備段階となってきた。
ここのところ政府の地震調査研究推進本部が研究した地震長期評価とは別の予想外の震源域で地震が発生し被害が生じている。新潟県中越地震、中越沖地震、能登半島沖地震や岩手・宮城内陸地震、そして駿河湾地震と、国民は「次はどこだ!」と不安で心配な状況だ。
<内閣府 平成21年度防災週間>