秋の取入れが終わった。短時間でも雨が降るとコンバイン刈り取りができない。湿った籾が選別部に詰まってしまうのだ。盆過ぎからの梅雨のような空模様で稲草はもちろん田面が乾かない。8/24の地蔵盆の頃から始まる稲刈り予定が狂う。湿った稲草の刈り取りは機械に負担であり、籾詰まりだけでなく刈り取り部分や脱穀部分に稲草を詰まらせてしまうことが多い。おまけはこんな気候で倒伏してしまった稲草が田面に広がる。
稲草が立って居れば、コンバイン作業ははかどる。倒伏した稲をコンバインが上手く噛み込んでくれなく、今年の作業効率は例年の半分ほどに感じた。例えば半日で終える2反マチの刈り取りに2日近くもかかってしまった。近くではT君の大型6条キャビン仕様コンバインが作業を進めており、私の2条機の単純3倍ではなく10倍ほどの速さで収穫しておる。ゴテゴテと3日間かけてようやく6反余を刈り取ったものの、最後に残った3反マチの倒伏部分を観ると病が意欲を削ぐ。沖縄付近の台風も眼につく。ついにT君に刈り取りを依頼して、刈り取ってくれた籾を軽トラで近くのJAライスセンターへ私が運ぶことにした。言い忘れたが、呼吸器に埃は極悪いだろうと今年は自家での乾燥&玄米化の臼摺作業は止めた。これら作業はライスセンター任せである。来年からの米作りはT君に頼む約束をした。寂しくもあるが、コンバインの走行に歩行がついていけないような体では諦めなければならん。
(パチリしたのはT君ご子息の作業状況で、手前側が完全倒伏し作業難儀な個所である)