『インスペクターも、弁護士も、信用できない!』
このところ、社会問題化しているインスペクターの事件が多い状況です。
ご相談の内容を伺いましても、「欠陥建築だっー!!」と大袈裟に煽って裁判用の
高額な鑑定料を取る建築士や、実際に裁判の代理人である弁護士の建築分野の知識
不足と、彼らの「裁判に勝つ」という意識の低さ・やる気のなさが露呈している現
状などの案件を、我々は多く目の当たりにして居ります。
欠陥建築の被害に遭っているのに、味方であるはずの建築士や弁護士が怠慢である
状況……
結果、二重三重にも被害に遭ってしまっているではと思うと、本当に腹立だしく思
います。
インスペクターを名乗る「仕事の無い建築士」が、裁判で勝ち目のない事案に
しゃしゃり出て、「これは、絶対裁判で勝てる欠陥建築事件だ!」…等と施主を
唆し、数十万円から数百万円にものぼる「鑑定料金」や「報酬」をむしりとる事件
が頻発しています。
更に悪いことに、こう言う悪質な建築士と組む「仕事の無い弁護士」も、これに
同調し、「私は、欠陥建築に詳しい弁護士だから、裁判に勝てます!」みたいな事
を、言うものですから、素人は、すっかり騙されてしまう訳です。
…その結果、勝訴する事件は、ほとんど無く、良くて請求額の一割程度が認められ
る程度の一部勝訴で終わっています。
実際に、私が被害相談を受けたケースの全てが、裁判をしても、諸経費代金程度し
か回収出来ずに終わっています。
…私たちは、その事を良く知っているので、「裁判は損です!」…と、はっきり、
言える訳です。
裁判で負けた後、依頼者がインスペクターの建築士に電話すると、電話を途中で
切られたり、その後、電話に出なくなったりするそうです!
…本来、「士業」(サムライ業)なるものは、国家が民間に重要な業務を代行させ
る為の制度です。
その為、「建築士」も「弁護士」も難しい超難関の試験を経て、やっと免許が与え
られる訳です。
しかし、この「サムライ業」も、正義を忘れ、「辻斬り」の如く、善良な市民に、
害を与える「ヤカラ」が多くなった事を、悲しく思います。