欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『ベイマツ』にご用心! (乾燥不足の輸入材)

2013年09月05日 08時50分56秒 | 建築家(建築士)に用心



『建築ラッシュの陰で、輸入材に深刻な影響が!』



皆さんの家にも、多くの輸入材が使われて居ます。

最近、多いのが「ベイマツ」です!



比較的安いので、日本では、大量に使用されています。

「安い」意外に、さほど優れた材ではありません!

虫がつきにくいかと言うと、そうでも、ありません。



輸入材ですので、伐採された木が、十分に乾燥されない状態で、

「製材」されてしまいます。



実は、この事が、家にとんでもない悪影響を与えます!




家を建てた後も、「ベイマツ」は、ゆっくり乾燥を続けます。

この時に、材木が収縮したり、ねじれたりします!



この「木があばれる」事で、「建具が開け閉めできない」状態

になったり、クロスにシワが入ったりします。



…それだけなら良いのですが、材木同士を、「ボルト」で固定

しても、自然に緩んでしまって、「耐震性」にまで悪影響が

出ます!



実際に、私が、調査した家の中にも、「ベイマツ」の乾燥収縮

や変形によって、屋根裏の「ボルト」がゆるんでしまって、

「ナット」を手で回せる状態のものが、ありました。




「ベイマツ」には、注意が必要です!




…今、建てられて居る「新築戸建」にも、多くの「ベイマツ」が

使われています。

あと、数ヶ月~数年で、様々な「欠陥」が出て来るでしょう!




『今、急いで、家を買わない方が、懸命です!』




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