『コンクリートのヒビ割れをどうすれば良いか!』
コンクリート壁に「微細なヒビ」が入っても、それは、「欠陥とは無縁」な
事が多いです。
では、そのヒビは、どうすれば、良いのでしょうか?
『そのままにしますか?』
いいえ、それは、絶対にいけません!
必ず、補修してください。
もし、ヒビを放置すると、そこから、雨水が浸入する事もありますし、
「コンクリートの中性化」が進んでしまうからです!
コンクリートは、強い「アルカリ性」を示し、これが、内部の「鉄筋」が
錆びるのを防ぎます。
ところが、「コンクリート」が中性化してしまうと、内部の鉄筋は、ボロボロ
に錆びてしまいます。
そして、一旦、コンクリートが「中性化」してしまうと、元には戻せないの
です。
つまり、何回、表面をモルタルで補修しても、次から次へと、ぼろぼろと、
修理した場所の、モルタルが、剥がれ落ちる様になります。
ですから、この様な、コンクリートの「中性化」が、ヒビ周辺から進まない
様に、ヒビの中に樹脂を流し込んで、ヒビ内部が、水や空気に触れない様に
します。
通常は、「シアノアクリレート樹脂」と言うプラスチックで、ヒビを埋めます。
コンクリートは、昔は、永久のものだと、考えられて居ましたが、やはり、
寿命はあります。
酸性雨の影響を受けなければ、50年~60年。
酸性雨の影響を受ければ、30年~40年と、考えられて居ます。