goo blog サービス終了のお知らせ 

欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『江戸時代にも欠陥建築裁判はあった!!』…江戸の街で橋が落ちた!

2014年12月07日 09時24分52秒 | 建築のうんちく




『欠陥建築裁判は、今に始まった事ではない。江戸時代にもあった!』



江戸時代の文献を読んでみますと、『新しい蔵が、一月で倒壊した!』とか、『新しい

橋』が、祭りの神輿が通ったら、神輿の担ぎ手もろとも、川に落下した。



…様な、現代でも、中国あたりで、今も起こっている様な事件が、登場致します。



そして、実際に、『奉行所で、裁判』が行なわれた記録もあるのです!



先ほどの、『橋が落ちた』事件では、橋を造った大工達は、『これは予想外の事』で

橋の欠陥ではないと主張し、又、被害にあった祭りの参加者達は、『神輿が通る事も

想定出来た事』と、主張しました。



結局、奉行(裁判官)は、『神輿が上下左右に揺さぶられて、通常では生じない加重

が橋に作用した!』と、結論付け、『これは、予想外の事!』と主張した、大工達の

言い分を認めました。



この様な判決は、現代でも、頻繁に見受けられる事です!




…ただ、江戸時代には、現代の様に、『証拠を捏造したり』『ブログで企業攻撃』を

する『大馬鹿者のクレイマー』は居なかったので、現代よりマシです!





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする