欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『一寸法師と、海洋冒険家と、核シェルターの話!!』

2015年05月20日 09時25分21秒 | 建築のうんちく




『ヨットの設計と、建築設計の、驚くほどの類似点とは…』



今回のブログでは、何故、私が、『建築設計の道』に入る事になったかを、記述したい

と思います。

どこかのアホブログで、◯◯◯◯G◯◯や、◯◯◯一、それに、我々、『欠陥建築バスターズ』

が、欠陥建築の事を論じるならば、自分で家をつくればいいじゃないか、と言う様な事を言っ

て居たので、少し、時計を過去に戻して、私と建築のかかわり合いに付いて、時間をさきたい

と思います。



私が、建築家を目指す以前、私は、海が好きで、ヨットマンに憧れていました。

『太平洋ひとりぼっち』で有名な、海洋冒険家として世界的に有名な、堀江謙一さんが大好き

で、学生の時もヨット部でした。



やがて、日本はバブル時代を迎え、ジュリ扇を振り回した、ボデコンの姉ちゃんが、街を闊歩

する時代が来て、世の中はレジャーブームに突入します。



…すると、私のところに、ある企業から、『ヨットの設計をしてもらえないか。』と言う

依頼が舞い込み、ディンギーよりも大きくて、クルーザーよりも小さいヨットの開発に乗り出す

事になったのです。



『最初に設計したのは、家でなく、ヨットだったのです!』

私が、拘ったのは、船のスピードではなく、堅牢性や安全性でした!

通常の設計の2倍の強度を持たせる事だけは、コスト削減を求める企業側に、譲りませんでし

た。



『そもそも、従業員ではなく、フリーの設計者でしたので、自由に発言できたのです!』



ヨットと、住宅は、『類似点が多いのです!』

堅牢性と言う面では、ヨットの場合、強い波の力に負けてはいけませんし、家の場合では、

台風の風圧や、地震の力に負けてはいけないのです。



また、双方、『居住性』と言う面においても、共通点が多いです!

更に、ヨットも家も、内部に水が進入しない工夫が必要です。



この研究が、後に『狭小住宅』の設計や、『トレーラーハウス』の設計に役立っていった

のです。



『私は、ヨットも家も、シェルターだと考えています!』

『命を守る砦です!』



…人は、命さえあれば、何とかなると考えています!



皆さんは、『永遠のゼロ』と言う映画やドラマを、ご覧になりましたか?

これは、最後まで、生きて日本に帰りたかった零戦のパイロットの話でした…



実は、私の父も、『臆病な陸軍将校』でした。

南方戦線に参加した時に、輸送船から兵隊を小舟で、島に上陸させて居る時に、敵の

戦闘機が来たそうです。



私の父は、小舟の上から、敵の戦闘機を小銃で狙っているうちに、速い潮に流されて、

『広い太平洋の迷子になってしまいました。』



その時に、『死を覚悟したと聞きます。』

しかし、父は、運が良かったんですね。目の前に、日本の潜水艦が浮上して来て、無事に

日本に帰れました。



…このような話を、子供の頃から聞かされていたので、ヨットの完全設計には一切妥協

しなかった訳です。



子供の時から、父の、『太平洋ひとりぼっち』の話を聞かされ、『一寸法師の話』を聞か

されて居たので、『一寸法師と父がだぶるのです。』



…こんな体験があったからこそ、『安全』と言う意識が強くなり、『建物の安全性』にも、

敏感なのだと考えています。



『欠陥建築バスターズ』が生まれた理由は、『人命を守る』と言う事を最優先に、家作り

を考えようと言う事からです。



そして、先ほど、『ヨットも家もシェルター』

であるとの意見を述べましたが、今後、我が国は、『中国』『ロシア』と、必ず戦争になる

と考えています。



そこで、『核シェルター』の研究にも着手したところです。

きっと、『核シェルター』にも、『ヨットの設計』で培われた技術が生きるでしょう。



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