【片流れ屋根が雨漏りすると言う怪しいインスペクターの嘘】
一応、建築士免許がある人物が、日本にはない資格のインスペクターを名乗り、一般民衆を不安に貶める発言を耳にしました。
…それは、「片流れ屋根は雨漏りしやすい❗」
と、言う何の根拠も証拠もない話です。
恐らく、このいい加減なインスペクターを語る人物は、
【片流れ屋根と、差しかけ屋根の違いがわからないのです。】
もし、差しかけ屋根ならば、雨漏りしやすいのは本当です。
差しかけ屋根とは、屋根形式の一つで、一階が二階より広い場合に、建物の外壁に接続してつける下屋根です。
この場合、建物の外壁と屋根の接続部分が弱点になって、雨漏りを発生させる事が多いです。
しかし、片流れ屋根の場合、屋根を外壁に接続しない為、極めて雨漏りしない優秀な屋根です。
怪しいインスペクターが、片流れ屋根が雨漏りしやすいと言った理由は、極めて簡単です。
【片流れ屋根と差しかけ屋根の区別さえ出来ない知識しかないからです。】
建築の教科書には、あまり差しかけ屋根と言う用語が出て来ません。
絵で説明した図解も、教科書には出て来ない事が多いです。
【しかし、実務に詳しい建築士なら、その違いは誰でも知っています。】
…と、言う事は、インスペクターを名乗るこの人物は、実務経験が浅い事を意味しています。
…この様な人物が、高い調査費用を、一般の方から徴収して調査報告書を書く事を、皆様はどう思われますでしょうか。
…すぐに、欠陥だ、欠陥だと騒ぐ人ほど怪しい人はおりません。
高いマイホームを購入して、人生の半分ほどをローン返済に捧げる生き方は、近いうち、貧困まっしぐらです。
物価が上がり続け、支出がどんどん増えていきます。
ローン返済のために、切り詰めた生活を強いられるでしょう。
さらに、マイホームに雨漏りが発生したり、土台が腐ったりなど、マイホームトラブルに振り回されるなど、まさに泣き面に蜂です。
そもそも日本の住宅は、プロ意識も技術もない、素人感覚の大工や職人が家を建てています。
だから、いい家なんてありません。
世の中、不良品の家で溢れています。
そこへ、「欠陥だー!」と煽りまくって、目の飛び出そうな高額の調査費用を取って、荒稼ぎするインスペクターがいるのです。
いいとこに目つけたね、インチキインスペクター。
施主が「欠陥だ」と騒げば騒ぐほど、インスペクターたちが稼ぐことになります。
隙間産業みたいな商売だな。
マイホームを購入した者は、不動産屋に利益をもたらし、ローン返済で銀行員たちを食べさせてあげて、家が欠陥だと言ってインスペクターを稼がせてあげる、太っ腹の人たちです。
私には、こんなこと、できない。
お金は、命の次に大事なもの。
大事なお金は、自分と家族のために、なるべく使わず取っておきましょう。
将来、何が起こるか、わかりませんから。