2021年6月24日に発生した、アメリカのフロリダのマンションの崩壊では、90人近い人が亡くなりました。
捜索の段階で、40人を超える人が、まだ見つかっていないという惨劇でした。
数十年前に建築されたというこのマンションは、なぜ、崩壊したのでしょうか?
私が、崩壊した瞬間の映像を見た限りでは、『明らかに、圧壊と言われる現象が起きた』ことがわかります。
この『圧壊』という現象は、特に、珍しい現象ではありません。
ニューヨークのツインタワーが崩壊したのも『圧壊』であります。
また、古くなったビルをダイナマイトを使用して崩壊させるのも、”圧壊”を利用したものだからです。
問題は、「何が、圧壊という現象を引き起こさせたか?」ということです。
ニューヨークのツインタワービルが、圧壊を起こした原因は、テロリストが飛行機を衝突させたことによって、柱や梁に傷みが生じ、建物上部の重みを支えられなくなって起きた現象です。
古くなったビルを解体する時、ダイナマイトをビルの柱や梁に仕掛け、人工的に圧壊を起こさせることで、ビルを崩壊させます。
それでは、アメリカ・フロリダのマンションの崩落は、何が圧壊を起こす原因になったのでしょうか?
原因は、はっきりと判明していません。
しかし、地盤沈下や、あるいは直前に行われていた工事があるようですが、それが何らかの引き金になった可能性があります。
ところで、日本における高層建築は、大丈夫でしょうか?
特にタワマンのような高層建築の場合、建物の一部に問題が発生すると、一気に圧壊を起こして崩壊する可能性は十分にあります、
最近、日本の土木や建築に関わる安全神話が崩れるるあることをご存じでしょうか。
中国企業が工事した橋が落ちたとか、ビルが崩落したニュースは多いが、実は、日本企業(一部上場の有名建設会社)が建築したビルが、ブラジルで大問題を起こした話は、あまり知られていません。
中国の土木や建築がひどいのは事実だが、日本の土木や建築も海外では笑いものにされています。
日本人は優秀、日本人は頭がいい、日本人は信頼できると、日本人は自ら言いますが、海外ではそんな話、聞いたことがありません。
私は、日本人が建てたタワマンを買う気はないし、住む気もありません。
日本のタワマンがある日突然、アメリカ・フロリダのマンションのように、崩落しないことを願うばかりです。
昔、お寺のお坊さんから、よい話を聞かされたことがあります。
仏教の教えでは、以下のように教えていると言います。
『形あるものは、必ず、壊れてなくなる。』
ならば、アメリカ・フロリダのマンションのように、日本のタワマンも壊れてなくなるかも。