欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『お城の石垣』みたいな現行法に合わない『不適格擁壁』

2014年09月25日 09時24分01秒 | 建築のうんちく




『街の中には、現行法に適合しない不適格擁壁だらけ!』



先日も、あるクレイマーが、自宅の隣に建築工事が始まり、自宅の『擁壁』が、

損傷を受けたと、企業名をあげて騒いで居りました。



しかし、このクレイマーの家の擁壁は、『不適格擁壁』で、所有者が自らの資金で

壊して、新しい擁壁に造り変える必要があるのです。



先日も、神戸市内の高級住宅地に、『100坪260万円』の売り地が出て居て、

私は、投資目的で購入も考えましたが、『これも不適格擁壁』でした!



この不適格擁壁を壊し、新しい『コンクリート製』の擁壁にする為には、何と

960万円もかかってしまう事が判明しました。



日本中には、この様な『不適格擁壁』が残っています!

非常に崩れ易く、一旦崩壊すると、一気に崩れる危険があります。



これらの『不適格擁壁』を造り変えるのは、所有者自身です。行政からの援助は、

一切ありません。



また、『不適格擁壁』が崩れて、死傷者が出た時は、全て、『所有者が賠償』しな

ければなりません。




『貴方の家の擁壁は、お城みたいに石を積み重ねていませんか?』

『もし、そうなら、現行法に適合しない、危険な擁壁です!』

『すぐに、コンクリート製の擁壁にしなければいけません。』


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