欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

TVに出るから信用できるとは限らない…

2013年11月19日 08時36分54秒 | 建築家(建築士)に用心



『TV出演の建築士が、無鉄筋基礎を…』



私は、今までに、「新聞」「TV」「ラジオ」に、174回も取材を受けました。


特にTVの影響は、絶大で、「あっ! TVで見ました!」なんて言われます。




しかし…TVに出たからと言って、信用等しては駄目です!



昔、こんな事を体験しました…


私が、自分の買った土地に、倉庫を建てる事になりました。

私は、その頃、忙しかったので、自分で設計図を描いて、ある「建築士」に

その後を依頼しました。


その倉庫は、完成したのですが、どうも、おかしいんです??



良く、調べてみたら、「基礎に一本も鉄筋が、入って居ませんでした!」





この建築士は、その後、TVにも出て居ました…

皆さん、TVに出て居るから、信用出来るなんて、考えては駄目です!



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コレが『悪質建築クレーマー』の実態だ!!!

2013年11月18日 08時38分05秒 | デザイナーズ住宅の欠陥



『これが、企業への嫌がらせでなくて、何なのか!』



ブログ等でも、「精神異常」ではないかと思う「クレイマー」が、一方的に

「建設会社」や「住宅メーカー」を悪く言う、記事を書いています。



また、この様な「クレイマー」に味方する、「建築士」「建設技術者」が、

存在するのも、確かです。



彼らは、「法外な調査料金」が欲しくて、「クレイマー」の言うがままに、

「欠陥で無いモノ」まで、「欠陥だ!」と、騒ぐ訳です。



…いわば、「クレイマー御用達」の「調査人」とでも、呼びましょうか!





実は…

我々「欠陥建築バスターズ」の元にも、この様な「頭のおかしい」としか

思えない「クレイマー」からの依頼が、来る事があります。




先日の事ですが、ある「クレーマー」から連絡があって、家を見に行き

ました。


この施主の話では、床下に水が溜まるので、見に来て欲しい、と言う事

でした。そして、その会社は、全然、補修をしてくれないと…



ところが…

その家に行って見ると、あちこち家の基礎周辺を掘り返し、修理中なの

です。


これは、業者が、「クレイマー」が大げさな事を言うので、出来る限りの

「補修」をしている工事だったのです。



…もう、この段階で、「これはクレーマー」ではないか?

そう思ったのですが、家の内部も見る事にしました。




当初…

床下に、水が溜まると言う事ですかが、床下は乾いて居て、水のアトも

残って居ませんでした。


普通、その様な場合、水の痕跡が残るものなのです!




更に、驚いたのは…

この調査に伺う前に、私が、この施主とメールでやり取りした記録を、

きちんとプリントアウトして、ファイルしてあったんです!



何に、メール送信の情報を使おうとしたのでしょうか?


非常に、うす気味悪いです。


別に、公表しても、私は困る事は、ありませんが、常識的に考えて、


あまりに、奇妙な行為です。



昔…

友人に、ある自動車のセールスマンが居りました。

彼は、トップセールスマンで、何度も表彰されるほどの男でしたが、

常に「クレーマー」に悩まされて居りました。


新車を納品すると、車のボディーを舐め回す様に点検し、ちょっとでも

「傷」を見つけると、「車を引き取らない。」「賠償しろ!」と、言う

そうです。



車は、「納車」するまでに、陸運支局にも行きますし、お客様の家まで、

公道を走って移動もします。

その間に、タイヤに挟まった小石が、ボディーにはねて、傷が付く事も

珍しくないのです。



そんな彼は…

「ある日、クレーマーに呼び出され、刺し殺されたのです!」




『クレーマー」と言う奴らは…

精神的に異常な人間が多く、問題行動が絶えません。



「建築業界」には、確かに「欠陥問題」は存在します!

しかし、これは、我々『欠陥建築バスターズ』がやって居る様に、

「裁判」しないで、問題箇所を「補修」させれば良いのです!




「コンクリートに小さな木片」を見つけては、「欠陥だ!」と、大げさに

騒ぐ人間には、近寄らないのが「安全」です。



「欠陥で無いモノ」を「欠陥だ!」と、騒ぐ行為は、もう、「犯罪行為」

です。警察は、「民事不介入」と言って、動きませんが、実際に多くの

「建設会社」が被害を受けているのですから、「刑事事件」として、

「クレイマー」や「怪しげな建築技術者」は、逮捕すべきなのです。



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古民家は日本建築を知る『建築家』が扱うべき!

2013年11月14日 08時30分59秒 | 古民家



『古民家が好きなだけでは、保存も利用も出来ない!』


先日の私のブログで、

『昔、古民家はシロアリと共存していた!』なる、驚愕の「学説」を

発表した、ある古民家大好きサークルのお話を致しました。



彼らは、どうやら、建築の素人さんらしいので、こんな間違いも平気で

するのでしょうね。

「趣味の域」で活動しているのなら、どうでも良い事です!




最近、TV等でも、若者が「古家」をリフォームして、住んで居る様子を、

見る事があります。




私が、見たのは、京都のボロボロの町家(町家は古民家には分類されません。)

を改造して住むまでを、やっていました。



彼らも、前記の古民家大好きサークルと同じで、何の建築知識もなく、

ボロボロの町家を、改造していました。


見て居ると、「耐震補強」と称して、「筋交い」等を入れて居ましたが、

そもそも、「町家」にも「古民家」にも、この様な改造は、無意味です。



…そもそも、「町家」も「古民家」も、現在の「建築基準法の適合しない」

住宅です。

耐火性、耐震性に極端に劣り、そこに住む住人や周囲の人まで、危険に巻き込む

危険性を秘めた「古家」である事を、忘れてはいけません。



また、「耐震補強」したくても、現代の家の様な「耐震補強」をしても、

かえって、地震の時に建物を「崩壊」させる原因になります。




元来、「日本家屋」は、地震の時に、建物が「変形」したり、建物が基礎

から飛び上がったり、ずれる事で、地震のエネルギーを受け流す構造です。



もし、それを、「西洋建築」の様に、「金具」や「筋交いの様な斜材」で

補強したら、今度は、建物の柔軟性が損なわれて、倒壊するでしょう。



「古民家」を扱う為には、「日本建築」を良く知る必要があります。

出来れば、私の様に「宮大工」の知識もある、「建築士」が「古民家」を

扱うべきなのです。




ただ、「古民家」が好きで、表面的に綺麗にして使うだけでは、

『古民家を、愛しているとは、言えません!』



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コンクリート中性化の間違った記事!

2013年11月13日 07時16分21秒 | 建築のうんちく



『大学の研究室で、コンクリート研究した私に喧嘩を売るなら…』



私は、以前も、このブログで書きましたが、ある大学で、「コンクリートの研究」

を、していました。

それも、セメントメーカーや、住宅メーカーから依頼を受けて、様々な材料研究

をして来た訳です。



そして、「コンクリートの中性化」や「コンクリートの機械的性質」に関しては、

特に専門分野です。




…私は、「建築士」であると同時に、「私立探偵」です。

ですので、CIAの様に、あらゆる情報を「探知」するのが、日常の行為なのです!



そんな、情報収集の中で、「あるブログ」で「おかしな記述」を、発見しました。

どうやら、以前、私が「コンクリートに木片混入は、欠陥にあらず!」が、

お気にめさない様で…




この方のブログには、大体以下の様な記述がありました。…

「コンクリートに木片が、混入すると、コンクリートのかぶり厚さが不足する。」

「コンクリートに木片が、混入すると、中性化が早まる!」




…馬鹿を言っては、いけません!

一体、その根拠は、何ですか?

この方は、実際に、実験した事があるんですか?




…私は、この件に関して、実験した事も、研究した事も、ありますので、

この方の、間違いを、学術的根拠をもとに、ご説明したいと思います。




まず、「コンクリートの中性化」について、ご存知無い方も居られるので、

その説明から致します。


よく、マンションのベランダ部分を、下から見上げますと、一つ上の階のベランダ

のコンクリートが剥がれて、赤く錆びた鉄筋が、露出しています。




これが、「コンクリートの中性化」です!

コンクリートの中の鉄筋は、コンクリートが強いアルカリ性なので、錆びません。



ところが、空気中の二酸化炭素が、コンクリートに触れると、コンクリート表面

から、コンクリートのアルカリ性が失われ、中性に近づいて行きます。



これが、中性化なのです!

そして、中性化が、鉄筋まで及ぶと、鉄筋は錆びてしまい、鉄筋表面の

コンクリートが剥がれ落ちる訳です。



この現象が、先ほどの、マンションのベランダに見られる「劣化」です。



この「劣化」を防ぐ方法は、あまりないのですが、「鉄筋が錆びる」のを防止

するには、鉄筋までのコンクリートの厚みを厚くする位しか、方法がありません。




そこで、法律で、「鉄筋までのコンクリートの厚み」を決めてある訳です。

これを、「かぶり厚さ」と、呼びます。





…この、ブログの中で、私に喧嘩を売っている方は、

「コンクリートに木片が混入すると、コンクリートのかぶり厚さが不足し、

中性化が進み、ビルが崩壊するとでも、言いたいのでしょう!」




実際の、鉄筋コンクリート工事の中で、コンクリートの中に、小さな「木屑」

は頻繁に混入します。

これは、コンクリートの型枠工事の最中に、角材等をのこぎりで切って使う

からです。




わざと、「木屑」を入れている訳では、ありません。

職人さんも、気が付かないのです。



…気が付かない!

そうなんです、その位、小さな「木屑」しか混入しないのです。



もし、中国の「おから工事」みたいに、わざと大量の「木屑」を混ぜたら

当然、耐久性や強度に影響します。




しかし、数センチの「木屑」が、コンクリートに混入しただけでは、全く

影響が出ません。


それも、「木屑」が混入したとしても、広いビルのワンフロアーに、

数センチの「木屑」が、一個か二個が普通です。




この程度で、ビルが崩壊するかの様な、大げさな事を言うのは、

誠に滑稽な方だと、言わざるを得ません。





…私は、実際に、不純物をコンクリートに入れて、その耐久性を調査しま

したが、「木屑」は「中性化」に悪影響を及ぼしませんでした。



そればかりか、むしろ、逆の結果が出たのです。



実験では、「木屑」をもっと、大きくして、

「かまぼこ」みたいに、木の板の上でコンクリートを固め、木の板が無い時

と、「中性化」の進む速度の違いを、比較しました。




すると、「木の板」がある方が、普通のコンクリートに比べて、「中性化」

の速度が、三分の一になったのです。




その理由は、中性化と言うのは、「乾燥」したコンクリートの方が早い事

が分かって居ますが、「木の板」周辺は、適度に、コンクリートの乾燥を、

防いで居たからです。



また、「中性化」を促進する、「二酸化炭素」のコンクリート内への侵入

も、軽減されていました。




…つまり、「中性化」を抑制するのは、コンクリート表面を、「木の板」

で覆ってしまう方が、良いと言う結果が出て居ます。




ここまで、読んで頂けたら、私に喧嘩を売った方の「主張が間違っている。」

事に、納得されたと思います。




…更に、この方は、「木屑は拾わせるべき。」と主張されています。



確かに、拾う事が出来る場合は、その様にした方が良いでしょう。

ただ、この方は、実際の工事現場での作業経験が、無い様です。



鉄筋コンクリートの工事現場というモノは、生け花の剣山の様に「鉄筋」が

組まれ、人が乗ると壊れかねない「型枠」が組まれています。




その様な中で、僅か「数センチ」の「木屑」が、一個か二個、広いビル

のフロアー工事の時に、「コンクリートの型枠」に中に落ちても、

監理者も職人も、気が付くでしょうか?




もし、可能ならば、数十人体制で、皆で「双眼鏡」を持ち、目を血走らせ、

僅か数センチの「木屑」を、見張らないといけません。



こんな、馬鹿で、大げさな事を、誰がしますか!





…馬鹿で大げさと言えば…

「欠陥建築裁判」において、今回、話題にした様な「木屑」の写真を、

証拠に出している「怪しげなインスペクター」がおりますが、これも「大げさ」

の極致です。



裁判官も分かっていて、「またか!」みたいに、相手にしていません。

事実、この様な「証拠」を提出しても、裁判では負けています。



つまり…

『裁判所も、コンクリートに微細な木屑が混入しても、問題無し!』

と、断定しているのです。



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誰もが『欠陥裁判』の嘘に気がついた!!

2013年11月08日 08時45分59秒 | 欠陥建築(欠陥住宅)レポート



『誰もが、欠陥建築裁判の茶番劇には、うんざりだ!』


我々、「欠陥建築バスターズ」が、「欠陥建築」の世界で、日本で最初の、

中立、公平な「民間第三者機関」として、本格的な活動を始めた事によって、



一般の方の「意識」が、激変しています!



今まで、「欠陥の専門家と名乗る人達」の言う事を、そのまま鵜呑みにして

いた人達が、「これは、彼らが言っている事は、間違いではないか?」と、

疑問を持つ様に、なりました。



実は、ネットの世界では、我々よりも、早い時期から、「既存の専門家を

名乗る人達」に疑問を投げかける、勇気ある「建築関連の技術者」が、

居りました。



…「世の中では、正しい事を言うのに、本当に勇気が要るのです!」

なぜならば、「専門家を名乗る人達」は、業界では有名な場合もあり、

彼らの言動を否定する事は、彼らに、「不当な嫌がらせ」を受ける場合が、

多いからです。



それでも、「勇気ある行動」を取る「建築技術者」が、現れて来た事は、

非常に嬉しい事であります。




現在でも、自己の利益の為に、「欠陥で無いモノ」を「欠陥だ!」と、

騒ぐ「一部の建築技術者」が居る事は、誠に残念でなりません。



結局、この様な行為によって、一番被害を受けるのは、「一般の人達」で

ある事を理解して下さい。



建設会社は、本来は、施主さんに提出するのが、当たり前の「設計図」や、

「構造計算書」を、最近では、施主さんに渡しません。



これは、「欠陥でも無いモノ」まで、「欠陥だ!」と、言いがかりをつける

人達が居るので、あえて、書類を隠す訳です。



阪神大震災の前までは、この様な事は、ありませんでした!



震災後に一部の「建築士」「弁護士」が、何でもかんでも、「欠陥!」「欠陥!」

と、騒いでから、この様な馬鹿な状態になったのです!



そろそろ、皆さんは、「誰が一番迷惑な存在か?」を、考えるべき時期に

来ています。



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