ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

生まれてはじめてのカヌー体験

2005年08月27日 23時08分50秒 | 自然
今日生まれて初めてカヌーに乗りました。以前からアドベンチャーレースに興味があって、どんなレースにカヌー競技があるかも知らないのですが、アドベンチャーといえばカヌーみたいなイメージを持っています。そのへんは追々勉強していくとして、まあとにかくカヌーに一度乗ってみたかったわけです。
ルネの長Oクンにお世話してもらい、参加したのは和歌山打田の紀ノ川で開催されたカヌー教室でした。行きの車の中で、「おっさん二人のメンバーって変に見られるかなあ。」「カップルばっかりかも」、「いやいや夏休みやからガキンチョもおるでー」などと言っておったのですが、これらはすべて杞憂でした。生徒は私ら二人のみ。おまけに講師は安田大サーカスのクロちゃんそっくりという、みるからに紀ノ川の雄大な景色にふさわしい三人連れとなりました。
午前中は、装備の説明から始まります。
● 頭にはカヌーが沈没する(専門用語で「チンする」といいます)時に頭を保護するためのヘルメット
● 体には浮くためのライフジャケット
● 腰周りにカヌーの乗り口をすっぽり覆って水がカヌーに入ってこないようにする「スプレースカート」を装着します(この装着が以外に難敵=写真)。
● 手には、漕ぐための「パドル」(両側にブレードがついてるオールみたいなもの)。
● あとは濡れてもいいズボンと靴(靴は意外と大事。チンした時に体をカヌーから抜き出す際にひっかかったりすると大変です)
これでスタイルは一応完成です。
次は基本操作
● フォワードストロークは前へ進むためのパドルさばき
● スイープストロークはカヌーの向きを変えるためのパドルさばき
● そしてカヌーを止めるためのブレーキ操作
● 最後にチンした時の脱出方法
を説明してもらい、午前の部終了です。

そして午後からは、待ってましたの川下りです。天気は抜群。水も台風一過で水量、水質とも申し分無し。3.5kmほど上流に車で運んでもらいました。移動の途中、車から見てると、今まで滔々と流れている印象だった紀ノ川も、いざ自分でくだるとなると、曲がりくねった流れあり、岩場あり、ホワイトウォーターと呼ばれる白波の立つ瀬がありと以外に変化に富んでいるように見えました。

出発点で、苦労してカヌーにスプレースカートを装着し、さあいざスタートです。
うわー、やっぱり楽しい~。川面を渡る風がとっても気持ちいい~。カヌーは右に左に、時には回転しながらでも、コースどりはほぼ思い通りに進みました。途中、釣り人の邪魔をしないように右岸へ左岸へ移動しながら華麗な?パドルさばき。釣り人から思わず「今日はベテランばっかりじゃのう」という声がかかりましたで。エヘン。

最後の瀬が急流と岩がごつごつしていて今回の最大の難所でした。この瀬も難なくクリアし、思いのほか早く下ってきたため、ここでしばらく休憩したり遊んだりしましょうとクロちゃんが言ってくれました。

私と長Oがじっと休憩するはずも無く、当然ここは遊びです。
今くだってきた瀬を遡ってみようということになりました。これが波乱の始まり。カヌーの難しさを実感するハメになりました。瀬に向かって挑んで行った途端にふたりともチンしてしまいました。長Oはあまりに繰り返しチンするので、岸に上がってカヌーを担ぎ上流へ歩いていく始末。私はチン時に思いっきり気管に水をいれてパニクッてしまいました。
流れを読み、岩の位置を読み、パドルをたくみにあやつり遡上していくクロちゃんはほんとにすごかったなあ。アドベンチャーに出ようと思ったらあれくらいはできないとあかんのやろうなあ。道はまだまだ遠いと実感しました。

講習後のクロちゃんの講評
私には「あんなに派手に気管に水を入れてパニクッている人は初めて見て私も慌ててしまいました」
長Oには「あと2回チンしたら、教室の最多記録になるほどチンしてくれました。もう怖いもんなしですね」とのことでした。

今回のカヌー教室ではカヌーの奥深さを垣間見たような気がします。機会を見つけて他の場所でのカヌーもしてみたいなあと思った今回の体験でした。