ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

渡しを渡った私9

2020年09月24日 21時12分43秒 | ウォーキング

昔、ここの川の横には
黄櫨の木がたくさん
植えられていたそうです。

黄櫨とは漆の仲間の木ですが、
きれいに紅葉するので
そのさまを「はぜもみじ」と呼び、
秋の季語にしていたそうです。

そんなこのあたりの景色は、
「摂津名所図会大成」に
こんな風に描かれているそうです。



黄櫨の木を見にたくさんの人が集まり、
甚兵衛茶屋というお店もあって、
人々はそこでしじみ、はまぐりを
味わっていたとのこと。

なので、ここの渡しは
そんな茶屋の名前をとって
「甚兵衛渡船」という名にしているそうです。

水田開発をした加賀屋の
甚兵衛さん営業かなあ。
なかなか味のある渡船名ですね。

こうして写真を撮ってもらっていると、
どんどん人がやってきます。
10人以上いましたね。

学生さんなんかも多いようです。
大正高校かなあ。
え~こんなに多くの利用者がいたら、
乗り切れないときもあるのではと
またまた心配になりましたが、
渡船場にあった張り紙には
朝のラッシュ時には2隻の船で
運航をしていると書いてありました。

なあるほど、そういう運転の
仕方もあるわけなんですねえ。

こんな満員のフェリーを降りた
渡船場はこんな感じです。



そうそう渡船場に来る前とか
船の中からも見えていましたが、



この渡しの少し上流に
丸い橋がありましたね。
あれは前回乗った「落合上渡船」の
上流にあった木津川水門に
そっくりの橋です。

そう、ここはアーチ状の橋を倒し、
水の流れを制御していた
木津川水門と同じ機能を持つ
「尻無川水門」といいます。



大阪にはこんなアーチ型の水門は
全部で3つあります。
木津川とここ尻無川水門ともう一つは
「安治川水門」といわれる水門です。

これもまた近いうちに
確認しに行こうと思います。

これらの水門を閉めることで
大阪市内に水があふれたり
することを防いでいるようです。
これまで10回くらいは台風時に
閉められたそうですが、
ややこしいでしょうねえ。
あそこを閉めたらこちらが
あふれるみたいになって、
担当者にはもう台風って
恐怖なんでしょうねえ。

さあこれでもう大阪市内の渡船は
すべて乗りました。
いずれも無料で、
若い船員さんが時間通りに
きっちり運航してはります。

お客さんが少ない所でも
ちゃんと動かしてますし、
多い所では2隻で運航など
工夫もしているようです。

大正区に住んでいる人には
欠かせない交通手段でしょうねえ。

「え~っと、OOちゃんとこに
遊びに行くよ。渡しに乗ってね」
なんて会話を交わしたり
しているんでしょう。

最後に恋人とこの渡しでお別れ、
なあんていう物語も
あったんでしょうねえ。

暮らしに根付いた渡し船。
大阪市さん、もし都構想で
大阪都になっても残しておいて
やってくださいねえ。

さあ、ではdoiron
ここからJRまで歩いて行って
帰るのですが、もともとは
弁天町まで行くつもりでした。
でも尻無川沿いに進んでいくと
大正駅の方に出ますねえ。

以前大正駅周辺は
よくウロウロしましたので、
そちらの方に向かいましょう。

途中コンビニで100円
おにぎりを食べたのですが、
もうお昼も回りましたので
大正のお店で軽くビールでも
飲んで帰りましょう。



弁天町の駅ビルは遠くなり、
目の前に大阪ドームが見えてきました。



そして大正駅に着いたところで



あちこち見まわしたら、
遠くに「王将」が見えましたので
向かいましょう。

生ビール一杯と麻婆豆腐を
つつきながら、
暑かった渡船体験
これにておしまいです。

 



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