え~、伏見を歩いた後は
以前から一度行ってみたいなと思っていた、
滋賀県の草津を訪ねることにしました。
ここは、東海道第53次の
第52番目の宿であると同時に、
中山道が東海道と合流する地でもある。
したがって、宿は多い時には
100軒を超えるほどあったという。
そんなかつての交通の要衝であった場所を
いろいろと訪ねて歩いてみることにしたのだ。
まあ、まだ歩いたことのない地でもあるしね。
電車で行くとなると、
だいたい大阪駅から新快速で1時間かかる。
だけどいまは第二名神なんかもあるから、
車に乗ってだとほぼ1時間で
家から草津に到着するはずである。
おまけにこの道は、
前回の伏見でもそうだし、
琵琶湖歩きの際にもよく利用した道なので、
とりあえずなじみがある。
ぷらりと車に乗って草津駅を
目指すことにしました。
遠いように思えて意外に近く、
約1時間で草津に到着です。
あらかじめ地図を見ながら、
だいたいこの辺りに駐車場があるだろう
と見込んでいたあたりで、
最大設定のある駐車場を発見し、停車。
さあ、ここからナビを設定して歩きましょう。
だいたいコースはJRの草津から
南草津の駅間を歩く予定ですから、
まずは草津駅を目指しましょう。
おお~、草津市のマンふたは
こんな道標が刻まれています。
さすがですねえ。
はい。ここが草津駅です。
JRの新快速も止まりますよ。
その姿はなんかどこかの駅に似ているなあ。
ちょっと思い出せんけどね。
駅前にはちょっとした広場がありました。
こんな石碑も立っています。
駅前の地図で、ほぼ大体の歩くコースを
チェックしてから進んでいきます。
今年は暖冬で雪なんかは少ないけど、
この辺りは降ったりするんですかねえ。
一番最初に向かったのは、覚善寺です。
この寺の前には、「大路井(おちのい)道標」があります。
これ。
あとで出てくるのですが、
昔この辺りを流れていた草津川は、
たいへんな天井川でした。
それゆえ大水の時には
水があふれて大変なことになったので、
ゆくゆくその川は廃川となっていきます。
それまでの間、この草津川のところにあった
中仙道と東海道の分岐が、
その川を潜るトンネル
(地域では「まんぽ」といわれているようです)
ができたことにより、
こちらの覚善寺のあたりに移っていたようです。
「大路井道標」はそのためのもので、
現在は覚善寺の入口あたりにおかれています。
いやあ、それにしても東海道と
中仙道の名前が入った、
貴重なもんですねえ。
その神社のまだすこし奥にあったのが、
「小汐井神社」です。
ここには太いクロガネモチと
やや小ぶりのムクノキが
合体したように生える古木があります。
そんな中のいい気になぞらえて
安産、縁結びをまつわる
神社としても知られています。
ここのご進水は地下約20mのとこから
引かれた自然水です。
きっちり手順の作法を守りながら、
手を洗いましょう。
このお寺の正面のところにバス停がありました。
このあたり仕切っているのが、
草津市が民間に委託しているバスで、
その名も「まめバス」。
一日9~10本運転されているようです。
doironはもちろんそんなバスに乗ることもなく、
先ほどの駅のほうに向かって少し戻り、
昔の中仙道と呼ばれた道に
左折して進んでいきます。
おっ、こんなところに風呂屋があります。
う~ん、これはあ中仙道を
歩いてきた人がいたら
ちょうど入り具合のお湯ですかねえ。
途中こういう案内板も建てられてありました。
草津は中仙道の宿にあたるんですねえ。
これは草津宿を描いた絵図です。
天井川にかかる橋を
女性が渡っているように見えますね。
このころには草津川はもう
天井川になっていなんだと、
遠くの景色からうかがえますねえ。
そんな商店街の中には
こんなお店もあったりしてね。
まだまだ旅の途中、続きます。
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