コロナで集団活動を自粛していた頃、
家から一人で歩きに出て、
くるりんと回って帰ってくる
という歩きを続けていました。
行ったところは地図にプロットし、
地図もどんどんできていって
楽しい歩きになりましたねえ。
自分の家とこんな道で
つながっている様々な場所場所の
それとない感触を
どんどん足で味わってきました。
家を出て北の方はやはり
少し都会ですねえ。
家も車も多く、何となく喧噪ですが、
ずっと奥の方に潜んでいる
人々の暮らしは意外に
しっかりと地域に根付いて
いるような感じでしたねえ。
大鳥大社なんかも
そんな感じだったかな。
南の方はというと、
もっと人々の暮らしが濃厚でしたね。
ため池、古墳とかに彩られて、
景色もそんな人々の
思いのままに作られ、
歩きと共に流れていた
部分もありました。
まあなんか自分の中の
感触ですので美味く
書けませんがね。
そして東の方は、
ここは今もどんどん積み重ねて
いってる感じで、
西の海沿いは広い敷地を利用しての
働く場所って感じが濃厚でした。
家から歩いて出て、
まあそんな感触を味わって
満喫して帰ってきた
歩きだったのですが、
それだけではありません。
そんな日々の中で、
車に乗っていてもここはちょっと
家から歩くのは遠いけど、
車や電車を使ってここも
一度歩いてみたいなあ
と思える場所ももちろん
ほかにもありましたよ。
今回はそんな場所を選んで
歩きに行くことにしました。
そのひとつが、岸和田の
岸之浦町にある清掃工場周辺です。
カンカンの南側の海の
埋め立て地にあるんですが、
途中に大きな橋がかかっており、
それがとても阪神高速湾岸線の
上からも雄大に見えるんです。
あそこは景色もいいやろなあ、
一度わたってみたいなあ
という気持ちをずっと
抱いていたのです。
でもなあ、あの橋なんかは
歩行者なんかは渡れないかもなあ
という不安も抱いていたのです。
なんとか歩いてこの橋の
根元まで行って、やっぱり
渡れないとなると
もうガックシですよねえ。
だったら一度事前に車で行って
調べておくかと思い、
行ってみることにしたのです。
何度かこの下見はしてみよう
と思っていたのですが、
時間的に厳しいなあというのと、
なんかガードマンが近くに
立っているように見えて、
何度かキャンセルをして
Uターンして帰ったことが
あったのです。
でも先日やっとその橋に
車で入っていくことができました。
外国人もいなくてがらがらの
りんくうアウトレットに
行った帰りです。
岸和田の阪神高速出入り口の
とこから車で埋め立て地の中に
入っていくと、そこから
目的の橋まではまっすぐです。
う~ん、歩道がないなあとガックシです。
警備員とかはいないのですが、
さすがに車道を歩いて
渡るわけにはいかないなあと
橋に入っていくと、
坂道を登りきったところに、
横に柵が見えて歩道が始まりました。
ああ、途中から合流するんですね。
片側だけに歩道が付いているようです。
そのまま続けて走っていくと、
どうやら向こう岸まで
その歩道が普通に続いていますねえ。
これは歩けそうですよ。
そして向こう岸に降りてからも
車でウロウロしましたが、
どこも問題なく歩けるようです。
誰も歩いていいなかったけどね。
でもこれはいけるぞ、
では後日ここへ歩きに
やってきましょうと大喜びです。
そうして喜んで帰るときに
フト橋の歩道を見たら、
釣竿を持った若い子が
自転車で走っているではないですか。
釣り人ですねえ。
いいじゃないですか。
人々があまり行くところでも
なさそうですが、
魚釣りをする堤防なんかもありそうです。
これは天気のいい日に
ぜひとも行ってみなくてはと
思ったのでありました。
続く
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