ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

静寂の山城 4

2015年06月05日 21時19分51秒 | ウォーキング

これが、土佐街道といわれる道。



写真に同好のチャリダーが写っている。

江戸時代の風情が残り、
名所旧跡が建ち並ぶこの道を
地元の人は大変誇りにしているようだ。

何カ所かに、

「土佐街道まちなみ作法 七つの心得」

と書いた札が立っていた。



それによると、景観保存のためのルールを
住民たちが自主的に定めている
という念の入れようであった。

また地面には、ここ高取が薬の街であることから、
「薬草タイル」といわれるものが
地面に埋め込まれている。

例えば、「ゲンノショウコ」や



「ナンテン」などの絵が



薬効と共に描かれてあったりする。

また、高取町の花が「サツキ」であり、



町の木がカエデであることを表す
こんなタイルも埋められている。



おおそうかあ、
マンふたにあったのは
カエデとサツキだったんやね。



とまあそんな具合に、
地元の人が大切にしているこの街を
上から順に見て行こう。

これが高取城主だった
植村氏の邸宅の長屋門。



昔は城代家老の役宅だったそうだ。
ナマコ壁のような
サイコロ模様のような装飾が面白い。

さらに面白いといえばゴヘイがあるが、
元高取町長の名前が植村氏で、
もちろん元藩主の植村氏の子孫なんだそうだ。

そしてこれが、記憶にあるだろうか、
高取城を下ってきたときに見た
松ノ門跡にあった門を
復元したものだそうだ。



そうそう復元といえば、
こんな復元図も描かれて
道端に建てられてあった。



あの苔むした石垣と雑草と雑木に覆われた
城を復元したものだそうだ。

こうして見ると壮観やね。

二万5千石という小藩にとっては
さぞかし維持費が大変だっただろう。

その先には、かつてお触れの札が
掲げられたのだろう、
「札の辻跡」という交差点があり、
ここに石の道標が2本立っている。

ひとつが

「右 観音院道 是より十五・・」



と刻まれ、もう一つが

「右 つぼさか よしの 道」



と刻まれている。

ふたつとも立派な道標である。

おお~、これは酒蔵ではないか。



う~ん今は新酒の季節ではないと見え、
杉玉は吊るされていない。

でも飲みたいなあ。

歩行が終わりに近づくにつれ、
飲み会への期待がいや増してくるのであった。

おお~、これは道路元標ではござらぬか。



まさかこんなところで出会うとは
思いもよらなかった。

大阪市、岸和田市、奈良市、
名古屋市、桜井市(旧桜井町)に続いての
6つ目の道路元標だ。

こんな薬屋や



名前の面白いヘアーサロン、



こんな看板のある施設を見て、



土佐街道は国道169号に合流して、終点となる。

電車の時間までまだ余裕があったので
駅前の観光案内所に入って
いろいろとお話をさせていただき、
パンフレット類を種々ゲットして、
お風呂へと向かった。

そこがここ。



まあ大体このあたりに来たときは
たいていここに寄る。

今回の路線だと八木西口駅で降りて
2キロほど歩いたところにある。

飲み会の時間とそこまでの時間を逆算して、
約45分ほどある。

据えられたテレビで相撲を見ながら
露天風呂に入ってのんびりした。

この風呂には多分4回目だが、
ここに来るときは
いつも相撲をしているような気がするぞ。

さっぱりしたところで、
飲み会会場のある大和八木に向かい、
無事に合流。

萩話で盛り上がったよ。

こんなお土産もいただきました。



楽しい飲み会も含めて
「大和」を堪能した一日でした。

それではみなさん、
今日のところはさよう奈良。


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