箱作駅からまっすぐ山の方へ歩いてゆき、
公衆トイレのある分岐点が
見えたら登山道の入り口です。
この登山道にはこのあと
トイレはありません。
ここが最後のトイレなので
用事を済ませておきましょう。
さあでは徐々に登っていきますよ。
これくらいののんびりした歩き方だと、
足の不調は全然大丈夫です。
このあたりは、上の方の住宅地も
含めて関空建設時の土壌を
大量に採取したところですから、
大きな施設が作られていますねえ。
これは消防署と物流センターです。
あ、この登山道の奥に
駐車場もありますよ。
しまったあ、ここまで来たら
無料でしたねえ。
仕方ないです。
とりあえずは距離を稼いだ
ということにしておきましょう。
道は少しずつ登山道的な
雰囲気になってきます。
この季節はちょうど桐が花を
咲かせる頃ですねえ。
娘が生まれたらこの桐の
若木を持ってきて植え、
娘が大きくなって来たら
その桐を箪笥の材料にして
娘を嫁がせるという伝説が
よく出てきます。
木としては湿気に強く軽い
ということでよく使われますし、
また五三の桐は紋にも
使われていることでも有名です。
そうそう、コロナの関係で
総理大臣が会見をするとき、
たまにその机を見てください。
そこにも桐の絵が描かれていますが、
あれが五七の桐の紋で
総理大臣の紋となっていますので
注目してみてください。
そんな桐を眺めていると、
ここらあたりから
大注意なことが発生してきますね。
それは毛虫や尺取虫が大量に発生し、
上の木からぶらさがって
いることが多いのです。
中には噛むのかさすのか
知らないけど痛みが残る傷を
つけるやつもいるようですから
気を付けましょう。
川の様子もどんどん山の中のような
感じになってきますし、
遠くに見えるこれから登る稜線も
デコボコしていて、
アップダウンがありそうな
感じに見えています。
そしてさらには山の中には、
この道は一体どこに通じているの
というような立派な道が
残っていて入れないようになっています。
土砂や土の運搬に使った道かなあ、
それとも地元の林業とかで
使っているのなあという
とてもしっかりした道が
山の中の方へと続いていってます。
はじめてきた地域なので
なんか景色が謎めいていますねえ。
そんなことをみんなで話しながら、
さらに山の中に入ってくると、
桃の木台から入ってくる道と
合流したところで小さな橋に到着します。
そこに俎石山、大福山の
案内があります。
Mさんはこの標識を見て
「う~ん、俎石山は標高4200mかあ」
と言ってます。
ウヒャーそれだったら
日本最高峰じゃないですか。
さすがに標高5895mの
キリマンジャロに登っただけの
ことはあるという、
すごい間違いでしたねえ。
そしてその標識の横には
杖がいっぱい置かれていますよ。
地域の人の用意してくれている
貸し杖ですねえ。
上からぶら下がる毛虫の
対策のこともありますので、
必要な方はここで借りてゆきました。
地形図全体から見ても、
この山はここからの登りが
一番のハードコースのようです。
稜線に出るまで、登って登って
進んでいきます。
途中にはまた正体不明の道があったり、
山の木陰を映す池があったりします。
なんかカエルの鳴き声なんかも
聞こえてきますねえ。
あまり人が通らないときは、
岩の上でカッパが
日光浴してそうな池です。
そんな池を過ぎたら、
さらに道が急になり、
階段が始まります。
てくてくと登り始めると、
汗が出てきますよ。
それでもここだけだろうと
頑張って登ります。
ちょっと疲れが出て来たかなあ
と思うところにはベンチが
ありますので休憩しましょう。
いろいろと登山者のことを考えて、
登りやすい山にしてあげよう
という地域の人たちの
親切さを感じますね。
続く
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます