東大門を出た石畳の突き当たりが
「夢殿」のある東院伽藍です。
ここは先ほどの1000円の入場券を見せれば入れます。
この夢殿は聖徳太子の遺徳を偲んで、
太子の死後に建てられた建物です。
八角円堂の中央の厨子には
またしても聖徳太子と等身大の
「救世観音像」が置かれ、
それを取り囲むように礼堂と回廊が連なっています。
こんな建物の中で瞑想したら
なんか神秘的な力に導かれそうな
そんな感じでした。
夢殿の横にたたずんでみました。
夢殿を出たところには、また道標があります。
ひとつは「松尾道」と書かれてあります。
大和郡山市にある「松尾寺」への
参詣道であることを示しています。
また、その横にはこれから目指していこうとする
「法輪寺」への道案内をしています。
これは心強いですねえ。
ということで、法隆寺を後にし
五町北にあるという法輪寺に
向かって歩いていくことにしました。
田んぼの中を行きますと、
右手にこんもりとしたところが見えてきます。
こんなのを見ると、これも未発掘の古墳じゃないか
と思ってしまいます。
おお~個人の野菜直売所まで夢殿のようです。
「自然散策うるおいの道」と名付けられた
道標を見ながら、
天満池に到着しました。
ん?あれはカワウでしょうか。
他の水鳥たちもたわむれる静かな池でした。
その天満池に接している小さな池は、
ほらこの通り。
アカウキクサがびっしりと繁殖し、
まるでアンツーカーのテニスコートのようでした。
斑鳩神社に寄って、
ここを曲がって
自転車道を進みます。
曲がらないと松尾道ですが、
しばらく行くと恐ろしい池がある
大変なところに行ってしまいます。
その名も・・・「毛無池」。
近寄ってはなりません。
そうそう交通ルールもちゃんと
守らねばなりません。
いつ太子が飛び出してくるかわかりませんからね
これは太子町で見つけた飛び出し太子
このあたりでは見かけなかったけど
そうしてサイクリング道をガッシガッシと進んでいくと、
見えてきました。
法輪寺の宝塔です。
コスモス越しになかなかいいアングルで
写真が撮れそうだと、
何枚かシャッターを押しました。
結局選んだのはこれ。
なかなか良かったのですが、
空がねえ。
青空だったらもっとコスモスも映えたのに残念です。
と、向こうの方で二人のおばさんが
そんな写真を撮っているdoironを
じっと見つめていました。
う~ん、ここならよもや不審者扱いはなかろう
と安心して近づいていくと・・・
案山子でした。
ここが法輪寺です。
宝塔は写真に写すときは、
画面の中央は避けましょう。
こうして端におくと妙に落ち着く映像になるのが不思議です。
さあ、後目指すのは「法起寺」のみです。
歩きつづけましょう。
うひゃー、電話ボックスも珍しいというのに、
伽藍姿とはねえ。
両側にイチジク畑のあるのどかな道を、
こんな導き石に導かれながら
ズンズンと歩いていきますと・・・
見えてきました「法起寺」です。
法隆寺と並んで世界文化遺産に登録されているお寺です。
ここでも塔を少しずらして撮影しましょう。
さあ、これで行きたいところは行きました
あとは法隆寺まで帰るのみです。
と、その時少し気になる標識が見えました。
「緑の道標」?ってなんでしょうか。
生きてる木が道標になっているのか、
それとも石の道標に苔がびっしり張り付いているのか
といろいろ想像を膨らませてしまいます。
行ってみますと、あれ?あれれ?
なんか小さな公園があるだけです。
そこに書かれてあった看板に寄りますと、
奈良県の道路整備計画の中で
こういった小さな公園を道端に設置して
「緑の道標」と呼ぶ計画があるんですと。
これから増えてくるのでしょうか。
お見知りおきしておきましょう。
のどかな田舎道を、
変わった瓦や
マン蓋並びに
電プレを見上げながら、
合計11キロを歩いて
少々汗もかきましたし喉も乾きました。
車に乗ってクーラーをつけようとして
ふと横を見ると・・・
何だかよくわかりませんが、
いろいろ事情があるんでしょうねえと思いつつ、
このシリーズ終わり。
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