仕事柄、
雑誌のグラビアやポスターを見た時に
一番最初に目が行くのがキャッチコピーだ。
その作品で伝えようとしていること、
それを短い言葉で言い表そうとするとこうなるのかと
感心しながら眺めたりするのは、
僕の数少ない静かなリラックスタイムのひとつだ。
(職業病とも言えるかな)
たまに電車に乗ると
ポスターをしげしげと眺めてしまう。
JRのポスターはさすがに能力の高いプロが携わっているのだろう。
見ているとほんとに旅に出たくなる。
そうそう
昔、大学の頃山登りの同好会に入っていてね、
僕が4年の時に作った会員勧誘のポスターの言葉が、
10年ぐらい後に久しぶりに大学を訪ねた時にも
ポスターにそのまま使われていて、
うれしかったことがあったなあ。
今でも覚えているそのコピーは、
「風のささやく高原で
せせらぎの心地よい渓谷で
ふと立ち止まった時間を
何に使うかは あなたの自由です」
最近は、
そのあたりの脳細胞を仕事に使っている。
チラシやポスターのタイトル、
パンフレットの副題
さまざまな資料のコピー製作をする。
これは、製作課程がちょっと面白い。
資料を読んで、
また絵を見て言葉をつむぐのだ。
印象を言葉にする過程で、
発想の出発点をどんどん変えることで、
見る側面をがらっと変える。
上から下から、
表から裏から眺め尽くすわけだ。
これは、脳の柔軟性を鍛えるのに
とても有効な方法だと思う。
任天堂DSと違って安上がりの脳トレーニングなわけだ。
このブログのタイトル
「ハブ ア ナイス doi!」も僕のお気に入りのひとつ。
ここにたどり着くまで
「ランニング ドイアリー」
(ダイアリーのもじりです。念のため)
とか、
「いったいどこのドイクン」
なんてのも考えたんですよ。
まあ中でいっちゃんベタでないのを選んだつもりなんですがね。
最近はどこかで無断に使われたりしないかと少し心配しています。
別に実用新案を取得しているわけでもありませんが、
無断使用を見かけた人はご一報くださいね~。
おっと、忘れるとこだった
「荒川静香選手、おめでとう金メダルトリノ~」
最悪のコピー見本です。スンマソ
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