時代が令和になって、
それに関する皇室の行事が続きました。
天皇陛下も忙しいのやらおめでたいのやらと、
大変な日々をお過ごしに
なられたんでしょう。
明日からは伊勢におまいりに
なられるようです。
行事以外ではしっかりからだを
やすめてくださいね。
そんな数々の行事の中で一つだけ、
ん?と思われることがありました。
それが行事の中で流れる国家「君が代」です。
そこに流れる君が代はほとんどが
(ていうか全部見ていないのでほとんど、
なんですが)前奏なしの君が代です。
でもねえ、場合によっては
表彰式とか大会の始まりとかに
前奏付きの君が代が流れたりする場合も
ありますよねえ。
それってどっちが正解
って思いませんか。
まずそのことを法律で決めているのが、
「国旗及び国歌に関する法律」です。
それによると国歌は君が代で、
その歌詞はこうでメロディはこう、
と書かれてあるが、
何で演奏されてとか言うのもないし、
もちろん前奏についての記載もない。
唯一条例としてある大阪府、
大阪市の条例にもそういう
記載はないだろう。
国家としてどう思っているかというと
法律にない前奏があっても
そこまでは法律違反といえないだろうと、
内閣府の担当者も答えているそうだ。
前奏があると、みんなで歌うときに
キーを合わせやすくて
便利だという。
確かに相撲の優勝旗を渡す時の君が代も
「前奏に続いて皆さんで」と
放送をしているようだ。
サッカーも国内で開催される試合の
最初に歌うときには前奏がついていたりする。
まあそんな風に用途に合わせて、
前奏が流れたりするわけですね。
だったらやはり演奏の前に
前奏付きって聞いて
おきたいですよねえ。
前奏あるのにいきなり「君が~」と
歌い始めるおんちなおっちゃんも
いてるかもしれないもんね。
まあ前奏についてはそんな感じで
許されてはいるところです。
さて、その君が代の歌詞なんですが、
これについても考えてみましょう。
これは誰が作詞者かといいますと、
10世紀の古今和歌集に乗っている歌で、
なんと詠み人知らずの歌なんだそうです。
なんとも変な話ですねえ。
たまたま詠んだ歌が国家になった
なんて知ったらその人は驚くでしょうね。
まあ少しその歌がもとになって
少し変えられています。
もともとは歌詞の出だしは
「我が君は」だったのですがそれが
「君が代は」になっているそうです。
これは世界で最も短い国家
といわれているそうです。
君が代は~の君は
すべての人に当てはまる言葉で
奉祝の歌ともいわれています。
ふーんそうなんですねえ。
でもねえ、その歌詞の中で
もうひとつ気になるものがありますよね
「さざれ石」です。
さざれ石とは、もともと小さな石の
意味なのですが、長い年月をかけて
小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム
(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、
1つの大きな岩の塊に変化した
「石灰質角礫岩」を指すものといわれています。
なんか表面がごろごろした岩ですね。
こんな感じ。
これはねえ下鴨神社にあったもの。
doironの歩きの中ではほかにも
橿原神宮や
伊勢の二見浦なんかに
「さざれ石」と書かれて
展示されていましたね。
堺の村中にも転がっていました
またこれは道明寺の
さざれ石です。
こうしてみたらdoironのコレクションも
結構充実してるじゃないですか。
ネットで調べてみたら、
最近行った山科の勧修寺にもあるそうです。
これは撮れていません
君が代は、
その石がどんどん小さな石を
含んでいっていわお(巌)となって行き、
苔が蒸すまで残ってめでたいめでたい
というような意味なんですねえ。
まあ世界一短い国家にも
調べてみたらいろんなことが
あるもんでしたねえ。
はたして東京オリンピックでは
どうなるんでしょうねえ。
前奏があるのか、ないのか。
もしかしたら演奏の楽器なんかも
変わるのだろうか。
来年はその辺もちょっと
注目しておかないといけませんね。
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