戦後、国連が組織されたが、戦勝国(合衆国、イギリス、フランス、中国、ロシア)の利益保護を最優先され、これらの国連常任理事国に拒否権を設けられた。それから70年以上の経過しているのに、手が付けられないままに今日に至っている。そのため、これら常任理事国が関わっている戦争等では必ずと言って良いほど拒否権が行使され、重要な決定がなさられず、実質上、無力な国連となってしまっている。
今回のウクライナへのロシア侵攻についても同様だ。大半の国々がロシア侵攻に疑問を感じているのに、全く強力な手を打つことができないのは、この拒否権が大きく影響している。
戦後70年以上経過しているのだから、国連ももういい加減この一時的な体制を改めて、世界中の国々が一つの土俵で平等に話し合える場として、生まれ変わるべき時に来ているのではないだろうか?