この題は、CSテレビ、フジテレビ2で放送されている「準喫茶に恋して」という番組の題名だが、この番組を観ている時に、若いころに準喫茶で過ごした時間が蘇って、懐かしく思う。
学生当時、貧乏学生(今は、貧乏老人)だったが、毎日、喫茶店に行くのは欠かさなかったように思う。授業を受け終えたり、授業の合間(一時間以上空いている時)などに、友人と喫茶店を訪れた。そこで何を話していたかなど細か事は忘れたが、その過ごした時間は非常に懐かしく思い出される。
まあ、当時の学生には貧乏だ、貧乏だと言っても、喫茶店に立ち寄る余裕はあったように思う。また、アルバイトに専念する学生は、アルバイトで稼いで貯めた金で旅行やスキーなどに出掛けていた。要するに、遊ぶためにアルバイトをしていたというのが、現実だったように思う。今の学生はまじめで、授業にもちゃんと出て、講義を聴いている。「さぼる」などという発想はそんなに蔓延していないようだ。
ファミレスがもてはやされ、全国に広まる中、純喫茶はどんどんと閉店し、今では、数少なくなっている。また、「禁煙ブーム」が進行する中で、喫茶店の存在価値はさらに減じられている。最近では、喫煙できるという噂を聴いたといって、店に問い合わせる客も増えていると、「ねずみのこと」の店主は語る。まあね、そういうこともあるだろう!このコロナ禍で、人との出会いが減っている今、顔を合わせ、目で挨拶を交わす、これも暖かい貴重な出会いだと思う。
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