攻めは、目立つし、格好良く見える。かつて、戦国の世にあった頃、日本でも千人、万人の軍を率いて、戦いに明け暮れしていた。そこには名将と言われた武将、大名がいた。その勇猛ぶりが注目されるが、その裏には、その活躍を支える人たちが存在していた。例えば、一万の軍勢を動かす時には、その人たちの食事の材料を一緒に移動させねばならない。当たり前のことなのだが、ここを見落としがちだ。
まあ、昔々は、侵略し、打ち負かした人たちから掠奪し、それを賄っていたようだが、時代が進むにつれ、野党や山賊の類を卒業して変化して行かねばならない。これまた当たり前の話だ。
生産力を上げ、土台となる富を蓄積する必要が出て来る。そこで大事になって来るのは、如何に水を御していくかということだろう。洪水を防ぎかつ田畑に程よく供給するかということだ。山梨の信玄堤は有名だが、他にも各地に同様な話がある。
(続く)
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