いやあ、連休初日の猛暑日だったのに、久々に「なんだこいつ!」って奴と遭遇しました。
歳を取り心穏やかに毎日を慎ましく生活しているオジサンではありますが、生きていればいろんな人種に遭遇するのであります。
今日は相方さんがクッション用の生地を買いに行きたいと言うのでいつもの近い方のイオンへ。
おぉ、コロナ感染者数が過去最多と言われているにも関わらず、屋根付き駐車場も屋上もほぼ満車状態ではないですか。
屋上入口で相方さんを降ろして、どこか良い駐車スペースはないかとウロウロ運転していると丁度建物の影に駐車していた若い家族連れが車に乗り込みエンジンを掛けて出ようとしている。
ラッキーと思い、横に付けて駐車ランプをカチカチしながら車が出て行くのを待つ。
すると、その茶髪の若い父親は私が横で待っているのに気づいた瞬間、確かにニヤッと笑うとシートベルトを外して、置いてあったカップの飲み物を飲み始めましたね。
「え?いや、今、出ようとしてましたよね」という気持ちを込めて視線を送ると、目があってまたもや「ニヤッ」と笑い、今度は後ろの誰かに手を伸ばしてチョコかなんか食べ始めましたよ。
ああ、なるほど、人を困らせたり、不快にすることで自分が優位に立ったって勘違いして細やかな幸せを感じるタイプの人なんですね。
助手席の幼い娘が何やら話しかけていますが、恐らく「あの人待ってるみたいだよ?」「良いの、良いの、ここは俺の場所だから」「そうなの?」と言うような会話があったと思われ・・
まあ、こちらは別に急ぐ用事はございません、と横に付けたまま待ちます。
ただ3分も経つとお兄さんも引くに引けなくて何もすることもなくなり困った感じです。
そろそろかなと思っていたら、なんと私の後ろに大きな車が付いて通り抜けられない様子。
これは迷惑になるので軽く一回りして帰ってくると・・
なんと私の反対側からピンク色の車に乗った若い女性が近づいてきました。
すると今度はどうぞどうぞと言わんばかりにスッと出て行く兄ちゃんの車。
笑顔で兄ちゃんに会釈をして切り返しながら駐車するお嬢さん。
おいおい、そこはオジサンがずっと待っていた場所なんだよなんて言えもしないので、サッパリ諦めて屋上を何周かしてやっと入口から遠く日当たりの良い場所に何とか停められました。
買物の終わった相方さんに愚痴ると、「そういう人も居るのよ。そういう事があったら今度からもっと人に優しくできるから良いんじゃない。」と諭される。
なので気分直しにいつもの森のお蕎麦屋さんにランチに寄りました。
静かで涼しい店内で、窓の外に拡がる夏の景色を鑑賞しながらお気に入りの料理を食べていたらもう嫌な気分はどこかに消えていました。
願わくばあの女の子が優しい人に育ちますようにと願いつつ・・