2/11/2018
職場に電話が来た翌日の朝1番に一人でクリニックに向かう。
国立病院への紹介状を受け取って窓口で料金を払おうとすると、「まだ、会計が来ていないので後でいいですよ。とにかく早く向かってください。」と、馴染の看護師さんに急き立てられる。
おそらく昨日の電話の後にクリニック内では「KL-6があそこまで高いなんてかわいそうになあ・・。」というような会話があったのかもしれない。
幸運だったのは専門の呼吸器内科がある国立病院が自宅から10分で行ける場所にあったこと。
他の同様の人のブログを読んだりすると、多くの人が1時間以上かけて定期的に受診しているようだ。
駐車場に車を停めて受付を済ますとさすがに気が重くなる。
看護師さんから言われるがままに採血、胸部レントゲン、胸部CT、肺機能検査を廻る。
それぞれに待ち時間もあり検査が全て終わったのは11時頃だった。
事が事なので二人で説明を聞いた方が良いだろうと、仕事中の妻に「そろそろ診察のようだけど来れる?」とラインをした。
12時前になりアナウンスで名前を呼ばれ、二人で恐る恐る診察室に入り丸い椅子に並んで座る。
担当医は大きなマスクをしているので顔全体は判らないが綺麗な目をしたH先生という女医さんである。
いきなり予後の話とかが出てくるのではないかと夫婦で顔を見合わせながら両手をグッと握りしめた。
先生は胸部写真とCT画像、血液検査結果等を見比べながらゆっくりと振り向いて「間質性肺炎に間違いないですね。」と言った。
続けて・・
「でも炎症の指数であるCRPは正常値だし、肺機能もそれほど落ちてないので、まだ初期かせいぜい亜急性くらいになりますかねぇ。」
「あの、治療の方は・・」
「間質性肺炎と言っても何もしなくても自然に消える場合もあるので今日はとりあえず咳止めだけ処方して2週間くらい様子をみましょうか。先ずはじっくりと正体を突き止めてから先の事を考えましょう。今の状況は積極的に治療が必要な段階でもないですよ。」と。
「あの、KL-6が1000を超えるとかなり厳しいってネットで読んだんですけど・・」
と聞くと、先生は軽く笑いながら「本当にネットで見ると誤った情報や皆が関心を持つような最悪の情報ばっかり流れてますね。何か調べたいときには公的なサイトとか、国の難病支援センターのサイトとかを見るようにしてください。」と言ってくれた。
とにかく「間質性肺炎」にはいろんな原因、いろんな種類があり、様々に分類されている。
それぞれに対応や治療法も異なるので今からいろいろ心配してもしょうがないとのこと。
昨夜から夫婦で食事もあまり喉を通らず会話も殆どなかったのだが、先生の説明を聞いて少し心も軽くなり、帰りに入った焼き肉屋さんでは、いつもより高めのコースを注文し二人とも笑顔で食事を採れたのであった。
KL-6 4,182
SP-D 347.9
FEV1.0 2.82(81.9%)
トリコスポロン抗体 判定保留
各種膠原病抗体 陰性
別ブログの過去記事を編集し始めたのは良いですが、しばらくは過去と現在を行ったり来たりでしょうか?
それとも過去を精算してから明日に進む・・・(そんな大袈裟な問題ではないですね・・😩)