さて、連休の後半初日は入れ替わりでお泊りに来る息子2号一家のために、客用布団のシーツを剥がして洗濯し、布団本体は一組づつ2階に持って上がりベランダに干すという作業を繰り返しました。
昔は重い物でもひょいと抱えていたのに、この年になると布団を抱えたままでの階段昇降は足の親指で段差を探りながらの慎重かつ非常に危険な作業となっておるのであります。
部屋も掃除し晩御飯の準備も終えた頃に玄関のチャイムが鳴り、ドアを開けると「こぉんにぃちはぁ~」と錦鯉にも負けない元気な声で、そー君とひなちゃんが立っていました。
さっそくバアバが焼いた「ケークサレ」というおかず風ケーキでおもてなし。
砂糖を使わないレシピなのでヘルシーで子供達のオヤツにもオジサンにもよろしいようで、かつ美味しかったです。
そして晩御飯は子どもたちの好きなから揚げやエビフライなど茶色いものがメインに並びました。
それを肴にビールや焼酎を飲むオジサンと息子2号。
最近、体重が28キロを超えたという巨漢保育園児のそー君はいつも大人と同じくらい食べるのですが、ついさっき「クサレ」を食べ過ぎたせいで、普通の量でおなかいっぱいになっていました。
そして今夜も相変わらずモコ助先生が子供たちにいじられたりしながら夜は更けていくのでありました・・・
翌日は施設に入所している両親(孫たちのひいじいちゃん、ばあちゃん)に会いに行こうということになりました。
長男一家も行くということで、それぞれが出発し高速を降りたところにあるいつもの道の駅で合流したのであります。
久々にみんなで揃うことができ、話に花が咲き、孫たちもいつになくはしゃいでいました。
さて、施設では相変わらずのガラス越し、インターフォンでの面会。
ひ孫たちが大勢来たというのに、機械の操作もままならないのでなかなか思うような会話もできず、もちろん触れ合えずの面会です。
コロナ前に連れてきた時にはひとりひとりを抱っこして喜んでくれたものですが、もはや小さい孫たちどころか息子たちも判らなかったようで、ガラスの向こうで何回も「誰か?」と聞いてくるという少し寂しい面会になりました。
毎回思いますが如何に多くの高齢者たちがコロナにより直接の面会を禁止され家族と触れ合えないままに、可愛がっていた孫や家族たちのことを忘れていったことだろうかと思うと悲しくなりますね。
今の日本、いったいどこまでになればインフル並みの普通の対応に戻してくれるのでしょうか。
後で振り返れば失ったものの方がずっと大きかったことに気づく日が来るのでしょうか・・
何回も話しているうちに最後には少しは思い出してくれた様子で、お互い元気な顔を見ることもできて一安心して施設を後にしました。
長男一家は予定していたキャンプ場に向かい、私たちは次男一家とランチのお店を探して転々としました。
行く先々で孫ちゃんたちは池の鯉を見てはしゃいだり、大きなカブトムシとお友達になろうとビクビクしながら近づいたり、それなりに楽しんではいましたが、結局お店が見つからず駐車場でお別れすることに。
それまで「ジイジ大好き」と手をつないでニコニコしていたひなちゃんが、帰るとなると急にパパに顔をうずめて泣き出しそうになるのを見て、もうジイジはいじらしくてしかたがなかったですよ。
帰りの木陰で窓もドアも全開にしてコンビニ弁当を食べながら、忙しかったけどまあまあ良い休日でしたかねと思うオジサンとオバサンでした。