マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

銭湯の朝風呂

2009年11月15日 | 身辺雑記

 昨日(11月14日)の散歩、借りていた図書をポスト返却する目的があり「滝野川図書館」のある滝野川方面へ。返却後「聖学院」通りの大通りを少し進んで、狭い路地裏に入り込みますとそこには銭湯が。「殿上湯」の名に魅かれ立ち止まって、看板を読むと「井戸水と備長炭のお湯」と書かれ、備長炭使用の効能も述べられていました。日曜日は朝7時から朝風呂営業とも記されていて、丁度翌日が日曜日、朝の散歩の延長線上に「銭湯での朝風呂」を志向しました。


     (殿上湯 路地裏にありました)

 銭湯へは10数年前までは良く行っていました。皇居周回コースでのランニング練習をしていた頃です。半蔵門近辺に「バン・ドゥーシュ」という名前だけは洒落た銭湯があり、ここを着替え場所兼入浴に利用していました。着替え後皇居周回を数週、かいた汗を入浴で洗い流し、ランニングの友Wさんと、帰りには生ビール一杯に喉を潤し、又汗をかくという”放課後”を過ごしていました。
 最近は近所に出来たスポーツクラブでの水泳練習の後の「Bath」への朝風呂入浴はありますが、「銭湯での朝風呂」は30年来のこと。日曜日の朝風呂は”のんびりとした”という感覚が残っていて、期待を抱いて出掛けました。
 
 今朝7時過ぎに「殿上湯」に到着。番台で450円を払い入場。昔と違い着替え場所全体を見渡せる高台に番台はありません。男女別に分かれる場所に番台はありました。入って直ぐシャンプーと石鹸を忘れたことに気が付き慌てて購入。シャンプー30円、石鹸20円でした。備え付けの化粧品等のあるスポーツクラブ利用の癖で大事な事を忘れていました。
 
 既に8人ほどの方が入浴しています。懐かしい壁絵は「西伊豆海岸から望む富士山」お馴染みの絵です。湯船には何故か多数のリンゴが浮いています。どうしてかなと、湯に浸かっている方にお聞きすると「ここの銭湯の裏庭にはリンゴの木があって、収穫されたリンゴを年に一度だけ、備長炭の代わりの使うのですよ」との話。半分嬉しい半面、備長炭の湯を期待していたマーちゃんは半分残念な気持ちです。
 昔は、暑い湯と並の湯の2つの湯船だけだったのに、ここの銭湯には、寝湯的な作りの湯と水風呂があり、昔とは様変わりしています。スポーツクラブの「Bath」と比較して、はるかにのんびり出来ます。これが朝風呂の最大の長所でしょうか。今日は備長炭は入っていませんでしたが、温かさが長持ちもしている気がします。
 帰りに番台のお兄さんに聞きました。「地下130mの井戸水を使用しています」との事。「殿上湯」の名前の由来は「分かりませんが、なんでもこの辺りに殿様が住んでいたからとか聞いています」と。さてどうでしょうか。湯冷めするタイプでは無い私は、その後も散歩しつつ帰宅しました。


  
        (朝風呂ありがわかります)



      (備長炭の効能書き)