
“Excalibur”はラスベガスの大通りに建つ、中世をテーマにしたホテル。
千葉の高速道路脇に建ってそうなルックスですが、とても巨大です。
それでも、ラスベガスの奇怪な建物の中では地味目で、中もなんとなくチープで子供っぽい。
そんなエクスカリバー・ホテルの地下にある円形劇場で繰り広げられるのが、“Tournament of Kings”。
アーサー王をモチーフにした、中世騎士の馬上試合ショーです。
砂漠の真ん中、しかもこの子供っぽいホテル、ちょっとショボそうだなぁ…
と思いつつ、チケットがお手頃だったので、冷やかしてみることにしました。
「お席は“ドラゴン”。楽しいですよ」
チケットカウンターは日本人の女性でした。
円形劇場はアイルランド、フランス、ロシア、スペイン、ポルトガルなどの区画に区切られ、座った人はその国の騎士を応援するルールです。
ドラゴンは唯一の悪役。
ホテル地下とは思えないほど広い会場に、しっかりした馬場が作られていました。
席は最前列。なかなかの迫力です。
分厚いテーブルの上には、プラスチックの手付きスープ皿と大きなジョッキ。
中身は空ですが、どちらも重量があって持ちやすい。
ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガンッ!
お客さんが一斉に、スープ皿を打ち鳴らし始めました。
おお、中世っぽくていいなぁ~! さすがショーの本場はノリが違う。
…と感心したのですが、すぐに
「食器でテーブルを叩くのはおやめ下さい」
のアナウンスが。
なんだ、そういう流儀じゃないのか…
後で「テーブルは手で叩いて応援してください」
と説明がありました。
食事は中世風?の、ローストチキンまるごと一羽を手づかみで。
他サイトにマズそうな写真がありますが、まぁ見た目よりは美味しいです。結構パリっとしてました。
マーリンのような魔法使いとジェスターの前座(客いじり)の後、いよいよ本番。
ファンファーレに乗って、馬の上で大きな旗を掲げたフルプレートの騎士、それに続いて各国の王たちが馬に乗って続々と登場。
カッコイイ~!
多分中世マニアが見るとウソだらけなんだと思いますが、そんなコトはどうでも良くなるカッコ良さ。
いきなり、かなりやられました。
円卓を囲む王達の和気藹々とした空気を打ち破るように、悪の魔法使いに率いられたドラゴンナイトが登場。
おお~! もう目は釘付け。
黒馬に乗った、ドラゴンランスみたいな黒騎士は本当にカッコイイ。
長い槍を持った馬上試合、馬を下りての剣と盾の戦い、もちろんショーではあるんですが、目の前を駆け抜ける騎士の迫力は素晴らしかったです。
細かい筋書きは忘れてしまいましたが馬の地響き、剣と盾が打ち合って飛び散る火花、派手な仕掛け炎は今でも鮮明に覚えています。
悪役の席は、正義の王達にブーインングし放題なのも楽しい。
物語的にも、悪役は最後まで生き残るので、そういう意味でもお徳です。
この席で良かった…。
正直、大して期待もしていなかったのですが、いい意味で裏切られました。
ヒーロー好き、中世好きには大満足。
英語は分からなくても、あんまり問題無いと思います。
中世好きがラスベガスに行くコトも無いように思いますが、うっかり出かけてしまった時にはオススメです。
…今年の夏はちょっと休めなさそうなので、中断していた去年の旅行記を再開してみました。
コレを全部書き上げたら、また旅行に行けるかな…
千葉の高速道路脇に建ってそうなルックスですが、とても巨大です。
それでも、ラスベガスの奇怪な建物の中では地味目で、中もなんとなくチープで子供っぽい。
そんなエクスカリバー・ホテルの地下にある円形劇場で繰り広げられるのが、“Tournament of Kings”。
アーサー王をモチーフにした、中世騎士の馬上試合ショーです。
砂漠の真ん中、しかもこの子供っぽいホテル、ちょっとショボそうだなぁ…
と思いつつ、チケットがお手頃だったので、冷やかしてみることにしました。
「お席は“ドラゴン”。楽しいですよ」
チケットカウンターは日本人の女性でした。
円形劇場はアイルランド、フランス、ロシア、スペイン、ポルトガルなどの区画に区切られ、座った人はその国の騎士を応援するルールです。
ドラゴンは唯一の悪役。
ホテル地下とは思えないほど広い会場に、しっかりした馬場が作られていました。
席は最前列。なかなかの迫力です。
分厚いテーブルの上には、プラスチックの手付きスープ皿と大きなジョッキ。
中身は空ですが、どちらも重量があって持ちやすい。
ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガンッ!
お客さんが一斉に、スープ皿を打ち鳴らし始めました。
おお、中世っぽくていいなぁ~! さすがショーの本場はノリが違う。
…と感心したのですが、すぐに
「食器でテーブルを叩くのはおやめ下さい」
のアナウンスが。
なんだ、そういう流儀じゃないのか…
後で「テーブルは手で叩いて応援してください」
と説明がありました。
食事は中世風?の、ローストチキンまるごと一羽を手づかみで。
他サイトにマズそうな写真がありますが、まぁ見た目よりは美味しいです。結構パリっとしてました。
マーリンのような魔法使いとジェスターの前座(客いじり)の後、いよいよ本番。
ファンファーレに乗って、馬の上で大きな旗を掲げたフルプレートの騎士、それに続いて各国の王たちが馬に乗って続々と登場。
カッコイイ~!
多分中世マニアが見るとウソだらけなんだと思いますが、そんなコトはどうでも良くなるカッコ良さ。
いきなり、かなりやられました。
円卓を囲む王達の和気藹々とした空気を打ち破るように、悪の魔法使いに率いられたドラゴンナイトが登場。
おお~! もう目は釘付け。
黒馬に乗った、ドラゴンランスみたいな黒騎士は本当にカッコイイ。
長い槍を持った馬上試合、馬を下りての剣と盾の戦い、もちろんショーではあるんですが、目の前を駆け抜ける騎士の迫力は素晴らしかったです。
細かい筋書きは忘れてしまいましたが馬の地響き、剣と盾が打ち合って飛び散る火花、派手な仕掛け炎は今でも鮮明に覚えています。
悪役の席は、正義の王達にブーインングし放題なのも楽しい。
物語的にも、悪役は最後まで生き残るので、そういう意味でもお徳です。
この席で良かった…。
正直、大して期待もしていなかったのですが、いい意味で裏切られました。
ヒーロー好き、中世好きには大満足。
英語は分からなくても、あんまり問題無いと思います。
中世好きがラスベガスに行くコトも無いように思いますが、うっかり出かけてしまった時にはオススメです。
…今年の夏はちょっと休めなさそうなので、中断していた去年の旅行記を再開してみました。
コレを全部書き上げたら、また旅行に行けるかな…