Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

2008年の私的初撮影種

2008年11月09日 | トンボと蛾
今年もメインシーズンはほぼ終了となった。
蛾に関しては、まだこれから旬の種類もあるので、
新規追加種も場合によっては出るかもしれないが、
急に冷え込んできて気持ちもフィールドモードで
なくなったので、まとめ好きな自分としては(笑い)
、一応ここにまとめてみたい。

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蛾界
2008年に新たに得られた新顔は以下に示したようになった。
今年はトンボに重きを置いたため、蛾探索に出られた回数は圧倒的に
少なかった。

シャクガ科




シャクガに関しては、夏の高原遠征の効果が大きかった。
特異な例としては、仕事帰りに三芳SAで得られたウメエダシャクが上げられる。

ヤガ科








ヤガの多くも標高1000メートル以上の地点で得られた初顔が多かった。
特にベニシタバはここ数年来のターゲットであったが、やっとお目にかかることが出来た。
ナカグロクチバは自宅で得られた数少ない初顔である。

シャチホコガ科


今年はシャチホコの伸びが芳しくなかった。山間部で得られる筈の数種を得られなかった
のもあったが、平野部のシャチホコにも今後注意していきたい。

その他のマクロ



大型中型種に関してはそろそろ頭打ちも近い感がある。
スズメガもまだまだ見逃している種がちらほら居るが、ヒサゴスズメをやっと
発見出来たのはまずまずの成果だった。初夏と晩夏に出現するが、今年は初夏
の個体を得られた。スカシカレハ、キマダラトガリバは高標高地で得られた物。
アカオビリンガは、クロオビリンガとの相違を確認出来たための追加である。

メイガ・ツトガ


この類はとくにノメイガの伸びがない。マダラメイガは、同定も難しいが、新顔も
なかなか現れない。このまとめに際し、新たにヒメセスジノメイガを確認出来たの
で滑り込みで追加しておく。これも高地で得られた物である。

その他のミクロ


今年はミクロが総じて少ない年だった。ネグロミノガは近隣の河川敷で見かけたが、
ちゃんと写真にとれなかったので、再会を期待したい。
このほか、エグリヒラタマルハキバガ類(オオエグリ)、キバガ科、カザリバ科、
トリバガ科などを新たに自己新種として一応追加登録している。

今年も相変わらずミクロを中心に怪しい同定のオンパレードだが、何とか1500種に
手が届くところ(あと4種!)まできた。年内の探索でもう少し頑張ってみるか。。。


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トンボ界
今年は仕事に恵まれ、その内容も長期拘束が多かったため、フィールドに出られた
絶対数は非常に少なかった。反面、出張を利用するなどして遠征フィールドワークを
行うという初めての試みをした。この効果は絶大で、従来県内探索にこだわりすぎた
反動も手伝って14種の初顔を得られた(内何種類かは初めて見た訳ではなく、何十年
ぶりかの再会を果たしたもので、初めてデジカメに納められた種である)








遠征の成果が殆どだが、埼玉県内種も1種追加出来た。
遠征に際して種を絞り込みすぎたため、ついでに見ることが可能な数種を見逃してしま
ったのはちょっとした失敗だった。またせっかく出会えたのに写せなかった種もあった。
来年はそのあたりを補完し、とりあえず100種突破、関東甲信越コンプを目指してみた
い!末筆ながら若干の種類に関して情報を提供して下さった諸氏にこの場を借りてお礼
申し上げる次第である。


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