リハーサルの模様を客席から見つめながら、私は涙が止まりませんでした。
フォスター先生を知らない高槻聖書バプテスト教会の方々が、
心をひとつにして一生懸命稽古されている姿に胸打たれ、
またひとつひとつの場面を実際に知る者の一人として、
昨日ことのように思い出されて、
時空を超越してフォスター先生が舞台に立っているような気がしました。
18時から始まったリハーサルは22時で終了し、
キング先生と教会の方々3名とあらためて食事をするために車で出掛けました。
そこではフォスター先生のことを中心にした話題で盛り上がりました。
そして、ホテルに着いたときはすでに23時30分をまわっていました。
ベッドに横になってもなかなか寝付けませんでした。
何度も何度もギターを取っては練習しました。
正直、練習不足なので、少しでも指を弦に馴染ませておきたかったのです。
そして、フォスター先生が作られた「イエス・キリストの再臨」を手にとって、
パラパラとページをめくってみました。
先生の作られたオラトリオが明日は日の目を見るときになる。
どんな演奏になるのだろうか?
私は眠れない夜を過ごしながら夜明けを迎えたのでした。
つづく