80,01,22 浜松工場
80年1月の画像にこんなのが残っていました。たしか浜松工場に912型DL(在来線で言うDD13)の全般検査入場があり、その進捗状況視察と言う名目の出張の際に撮ったものだと思います。出張名目は仰々しいですが、「まぁ、浜松まで行って工場に行った後、うなぎでも食べてこいやぁ!」的な慰安半分の出張だったと思います。一日出張で当時は浜松と言えども”こだま”しか停車しないので東京かにトコトコ行ったのだと思います。
事務所で出張で訪問した旨を申し出ると、助役がひとりついてきて、全般検査でばらした機器の中で不具合があった場所の説明と対策の報告、更にはエンジンの組立状況の見学等を1時間程度の視察(見学)して出張は終わりとなります。たしかこのときは推進軸の油切を指摘されて「庫でも十分なグリスアップをしてください。」と言われた記憶があります。
当時の浜松工場は現在のように新幹線専門で片手間で在来線の検査もやっていると言う状況ではなく、逆に在来線が主で全般検査を行っていると言う状況でした。したがって作業棟には新幹線の姿より113系やEF65の姿が目立ったものでした。当然、私は新幹線の全般検査より在来線の全般検査の方が気になり、明らかに改造をしている作業を見つけると「何の改造をしているのですか?」と矢継ぎ早に質問した記憶があります。(仕事の話を聞いているときは何も質問なんてしないのに…)
視察が終わればもう今日の仕事は終わりです。浜松工場は浜松駅から離れているので路線バスに乗って帰るのですが(行はタクシーに乗った記憶がおぼろげにあります。)、少し時間があるので工場の食堂で時間つぶしをすることにしました。せっかくなので一緒にまわってくれた助役に「工場内の写真を撮りたい。」と申し出ると「入場の際に渡された腕章とヘルメットをかぶっていれば何処でも写真を撮っても良いが怪我だけは注意してください。」と言われ許可が出ました。
ただバスの時間までの30分弱の時間しかありません。こんなときは工場の裏手に回れば何かお宝があるんだよ!と自分に言い聞かせながら行ってみると、なんと後に飯田線で復活してED182号機とED112号機が半ば廃車体みたいな状況で留置されていました。
ED182号機は伊那松島で現役で動いているのを見たことがありますが、ED112号機はさすがに動いていたのを見た事はありません。ただ小学生の時期に一時鉄道模型に手を出していた時代にED112号機のスケールモデル(たしかツボミ製)を所有していたので、はじめて見る機関車ながら親しみを持って見た記憶があります。
この時点でED182号機は浜松工場の動車として活躍していましたがED112号機は既に引退して、いつ解体してもおかしくない状況で、今撮らないともう撮れないと思いながらシャッターを押した記憶があります。しかし今、ネガを見返すとED182号機側の写真はあるものの、ED112号機側からは撮っていません。どうしてED112号機側から撮っていないかは記憶にありませんが、いずれにせよED182号機は動態保存として(今はもう動きませんが…)、ED112号機は静態保存として今もその姿を留めている事は喜ばしい限りです。
なお、この後浜松駅についてうなぎを食べたのか、食べないで帰ったのかはまったく記憶にありません…笑
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