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波静かな太平洋から出る御来光。今回は津波と言う牙で多くの人命を失う事になった海もいつもはこんなに静かで、恵を多大に与えてくれる元でもあるわけです。それだけに津波で流されて犠牲になった人たちの心情を察すると心が痛みます。この八戸線陸中八木駅周辺も海に接していますので、被害をうけたのでないでしょうか? 05,05,03 陸中八木駅
地震発生から48時間が経とうとしています。この間、目を覆う悲惨な光景がテレビの画面に映し出されていました。画像に出せる程度の惨状でしょうから損傷の激しい遺体等、現実はもっと悲惨で言葉を失うような光景が繰り広げられていると思います。
さらに人的被害と共にショックだったのが福島原発の事故です。世界最高水準である日本の原発の安全神話がもろくも崩れた事になります。私は関東地方に住んでいるので主に福島原発の発電の恩恵を受けていた事になりますがそれなりに常時、節電には気を使ってはいましたがそれでも居ない部屋の照明を着けっ放し等して無駄な電気を使っていました。ですからこのような事は言い辛いのですが正直、原発には絶対的な信頼は持っていませんでした。それは若い頃に幾度が原発反対集会に参加した時のある言葉に起因しています。その集会で反対派のリーダーが主張していのは”電力会社は100年に一度の大地震が起きても原発は100㌫大丈夫!と言っているけど、その保障は何処にもないし、もし地震で放射能が漏れて拡散してしまったら、子の世代に汚点を残す事になる。だから安全が保障されていない原発は反対だ!”という言葉が今も耳に残っているからでした。今回の原発事故を接してすぐに頭をよぎったのはこの言葉でした。しかしその原発に甘えて、気が付けば私の周囲で潤沢に使っていた電気のかなりの割合が原発で発電されていた電気であったと言うのも間違いない事実であるわけです。ただ、冷静に見れば日本の原発の安全性は世界トップクラスである事も事実であり、その安全性に頼り切っていた面も否定出来ません。
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八戸港も甚大な被害を受けたと報道されていました。ここは風光明媚岬でしたが、今はどうなってしまっているのでしょうか? 08,11,02 鮫 424D
さらにこの間、政府も一生懸命やっているのでしょうが、歯がゆさを感じずにはいられません。原発への対応もそうですが、特に計画停電は何ですか、これは?…戦後日本が初めて経験する非常事態ですから、不便を負う事で被災地への後方支援の手助けになるのであれば、多少の事はやぶさかではありませんが、停電になると言ったり、給電を続けているといったり国民の混乱を誘発しているだけに思えます。また、首都圏の交通網をマヒさせるなら、ちゃんとした告知時間が必要です。どこぞの新幹線だけは正常運転していますが(乗務員が交通マヒで出勤出来ず、運休が一部で発生ましたがこれは計画停電とは意味合いが異なります。)首都圏の交通網は壊滅状態させるのであれば根回しが必要です。雇用関係にある会社から通勤指示を受ける暇もなく、通勤のために駅に言ったら今日は一日列車は来ませんでしたはお粗末過ぎます。もうちょっとやり方がないの??と首を傾げると共にこんな事が国民の不安を煽る事になるという事を肝に銘じて欲しいと思います。こんな状態が続くのであればスーパーでの食料品の買いだめやガソリン不足を懸念してのスタンドでの長蛇の列をあざ笑っていた超楽観主義者の私でも。さすがに非常用備蓄が必要なのかな?と思ってしまうくらいです。
こんな事態で少し心が和むのが世界各国から続々とやって来てくれた救援隊です。米露はいろいろ政治絡みもあるなぁ…とかんぐってしまいますが、先日同じ地震の被害を受けたニュージーランドから続々と救援隊がやって来ているというニュースは頼もしく、また嬉しい限りです。これは世界各地の災害に対して派遣していた日本国が派遣してた救援隊の恩返しだそうで、私の目には遅いし、人員も他の国に比べて少ないと思っていた救援隊が世界では評価されていた事を知り、嬉しくなってしまいした。また、世界各国のマスコミが日本に注目し、エールを送ってくれている事も嬉しく勇気付けられます。特に英日曜紙「インディペンデント・オン・サンデー」は13日、1面に日の丸のデザインとともに、日本語で「がんばれ、日本。がんばれ、東北」と見出しを掲げた。同紙は1面から7面までを震災報道に割いている。(太字部分はYahooニュースより)と言うニュースには涙が止まりませんでした。だって英国の新聞で一面トップに日本語を掲載したところで、それを読んで理解出来るのはごく僅かですよねぇ?これは明らかに直接、日本に向けたメッセージであるわけです。それだけ、世界が日本の、そして東北地方の復興を祈っていると言う事だと思います。
まずはともあれ、今は一人でも多くの人が助かる事を切に願って、現地に赴けない私などは精神的後方支援を続けていきたいと思います。