この光景を02時間見る事になるとは・・・JAL(赤組)を毛嫌いするANA(青組)好みの方がいらっしゃいますが、異常時の対応の差がその原因がある様で、今回も青組の判断の速さに対して赤組の乗客の迷惑顧みずズルズルと判断を先送りする赤組が顕著に出た気がします。今までJALに全幅の信頼を置いていましたが、これからちょっとイメージが変わるかもしれません。 24,10,31 06:17頃 羽田空港第三ターミナル iPhone14カメラ機能で撮影
出発までの間、リーベン車両K氏から承諾をもらい、商社マンのS野さんと現役地域功労者で副業として鉄道に従事している青年部長改PTA会長をお誘いする事に。S野さんは私と会うごとに一緒に撮影旅行に行きたいと口にされており、青年部長改PTA会長は今年大病を患い、三途の川で足湯してこの世に戻って来たのでその快気祝いにとお誘いした次第。さらにリーベン車両K氏の会社の鉄仲間のT君も加わり最大05名のメンバーとなった次第。
いよいよ台湾領土に入りました。今回は台風直撃後ですので各地でその爪痕が上空からも把握出来ました。 24,11,01 現地時間09:52頃 iPhone14カメラ機能で撮影
そして待ちに待った台湾への出発間近になると台風21号が台湾直撃するコースになる事をニュースで知ります。それも台湾入りする当日が最接近の日となりそう。そうこうしていて、前日になると飛行機が飛ぶか飛ばないからが気になります。まぁ、たとえ飛んだとしても台風直撃の中、台湾国内は〝台休〝と言って台風直撃の日は台湾国内一斉に休みの日になり、インフラ従事者(コロナ禍ではエッセンシャルワーカーと呼ばれた時期も)以外は自宅待機が各県から命じられ外出禁止になるのでホテルも休業。従って仮に到着しても飛行場から出ることもできずに到着ロビーで◯ヨ(マルヨ=鉄道用語で翌日に渡る意味で、転じてベッド等に寝れずに一夜を宿泊設備以外で明かすこと)は間違いなしなので、出発当日(31日)は欠航になり、翌日(11月01日)に台湾に渡るのがベターではないかと思っていました。
航空機路線はJALの羽田ー台北(松山)なのですが同じ路線でほぼ同じ時刻で飛ぶANAは前日に早々と31日のフライトは23時間遅れで出発とホームページに告知されたのに対してJALはいつまで経っても定刻出発の旗を降ろさず、結局01日朝の時点でも飛ぶはずはないのに欠航または遅延の処理が行われず、行っても無駄とわかっていながら羽田空港へ向かう事にしました。
いよいよ台湾領土に入りました。今回は台風直撃後ですので各地でその爪痕が上空からも把握出来ました。 24,11,01 現地時間09:52頃 iPhone14カメラ機能で撮影
【10月31日編】
いつもの東海道線初電に乗車して横浜からは京急バスで羽田空港へ向かうのが常ですが、国際線の第三ターミナルは早朝の時刻ではバスは行かないので、京急に乗る事に。
羽田空港に到着して運行状況を見るとまだ定刻出発になっているので、仕方なくWiーFiルーターを借りて出発手続きをしようとすると初めて天候調査中なので待ってくださいとの事。少し過ぎると青年部長改PTA会長がやって来てJALのチェックインカウンターの見える簡易ベンチで仕方なく雑談していると座ってから約02時間が経過した08時頃になってやっと明日、22時間50分遅れ(実質明日の振替)で出発との告知が・・・早く決めてくれれば家で寝てられたのになぁ!
意気消沈でも淡々と動かなくてはなりません。まずWiーFiルーターを一旦返して、京急で自宅に帰ったのが11時前で、朝早かったので帰宅早々に昼寝して起きたら大谷君の笑顔がテレビに映し出されていて、これ見れたのだけは帰ってきて良かったかな?
23時間50分遅れでもちゃんと飛んでくれたので安堵の私と青年部長改PTA会長。この後、後ろの席が空いていたのでCAさんの許可をいただき私も窓側席を確保! 24,11,01 07:29頃 羽田空港第三ターミナル駐機中JAL097D機内 iPhone14カメラ機能で撮影
【11月01日編】
翌日も前日と同じ時刻に起床して同じ列車に乗り、京急は01本前の急行に乗り羽田空港へ。今日、飛ぶのはほぼ確定なので前日の様な憂鬱さはありません。話は逸れますが今回の撮影旅行は05名ですが各自かなりバラバラに入国・出国するので旅程がバラバラなのが特徴。具体的には台風の影響で我々より一日遅れで到着する、リーベン車両K氏とS野さんに、ひと足先に帰るT君と我々より一日前に飛行機を予約したS野さんなど複雑で各自のスケジュールに気を使います。
さて、前日のJAL097便は羽田空港07:30ー10:30台北(松山)空港となり定刻に離陸。この日所定のJAL097便も飛んでいるので識別にこの便はJAL097D便となっている事をCAさんから伺いました。
沖縄までは晴れていたけど、台湾近くになると厚い雲に覆われて、台北の街が見えてくると河川は氾濫ギリギリで郊外のダムは満水で相当雨が降った事が伺いしれます。
台北(松山)空港も定刻に着陸。入国審査後はANAで台湾入りしたTさんと飛行場内セブンイレブン前で待ち合わせ。三人になり今宵の宿がある台東近くの池上と言う街まで移動しなくてはならないのですが、前日の台風直撃で台湾の鉄道は各所で不通になっているとの事。ネットの情報ではなかなかリアルタイムの状況が分からないので台北站に向かい調べると、通常の太平洋側の西ルート(九州で例えると博多から小倉・大分経高鍋まで)は完全にダメで、代案として台湾海峡側の西ルート(同じく九州で例えると博多から新幹線を利用して鹿児島から在来線で高鍋へ行くイメージ)を案内されて、まぁ、他に方法も無いので、それに従う事に。
当初の予定より約25時間遅れで目的地の池上站(チーシャンジャン)に到着。それでも着けただけありがたく思わないと。この間、判断に苦慮する場面もありましたが、それこそ旅の醍醐味かな?(笑) 24,11,01 現地時間19:24頃 池上站站舎 iPhone14カメラ機能で撮影
台湾海峡側の西ルートだと左営站までは台湾新幹線で、そこから在来線に乗り換えて太平洋側に出て目的地の池上站へ向かうルートになります。
台湾新幹線はいつも混んでいて、この日も臨時列車が出ているほどでした。台北站12:51発の速達タイプの臨時列車に乗り左営駅に14:30に到着。ここからの目的地の池上站まできっぷを買うために窓口に行くと台風のために池上までは運転しておらず、途中(台東站)までしか行かなと事。それでもいけるところまで行くのが旅の鉄則。左営站15:56発の特急に乗る事に。ただ入ってきた列車(自強号・日立製3000系)のサボ(もちろんLEDですが)は所定終着駅の花蓮を出しているので、一途の望みがあると判断して乗車。車内で20歳代のポニーテールの可愛い女性車掌に聞くと現地は18時開通予定との事。この列車は不通区間を20時頃に通過なので台東站止まりにはならず、ほぼ間違いなく目的地の池上站まで行くと予想していると、後で前述の車掌がわざわざ来てくれて〝チーシャンOK!(開通したので池上まで行けます!)〝と伝えに来てくれました。
波瀾万丈の一日でしたが当初の東回りより45分遅れで宿のある池上站に到着。地図アプリ頼りにホテルを探し出し、チェックイン完了。目まぐるしく、いろんな判断を迫られる二日間が終わりました。とにかく台風直撃のため航空機遅延も鉄道不通障害と言うトラブルを乗り越えて最終的には目的地に着けたのは本当にラッキーでした。遅い夕食はホテル目の前のセブンイレブンで御弁当を食べて就寝する事に。