湖畔がバックとなるお立ち台（ここから５００メートルくらい仁山より）より新緑がきれいだったのでここで撮影しましたが編成後半にある影はもっとクリア出来ると予想していただけにちょっと残念です。 １５，０５，１１ 大沼―仁山 ８００９レ ０７：１３頃 Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ７Ｄ ＭａｒｋⅡ
１１日はタイマーにセットを０３：５５にしましたがかなり早く３時頃に起きました。ホテルの窓から空を見ると満点の星空です。紋別の街明かりがあってこの星空なら中国・熱水の空だったらどんなにきれいな星なんだろうと思ってしまいました。この星空を見たら目が覚めてしまいました。もう一度ベットに潜り込んで寝る気にはなれません。天気が良いと言う興奮から、いてもたってもいられず衝動的に身支度してホテルの部屋を後にしました。レンタカーのエンジンを始動して暖気運転をしている間に時間が有り余るなら大沼あたりまで８００９レ゛カシオペア゛を迎え撃ちしてみよう！と思い立ちました。たしか大沼駅あたりは正面に陽があたるはずです。さらにしばらくしてふと、道央自動車道に大沼ＩＣから乗れば８００９レ゛カシオペア゛の追っかけが出来るのでは？と言う気になりダメ元でトライする価値は充分ありそうです。
長距離トラックに挟まれながら伊達紋別から大沼まで無理せず約２時間でした。途中、静狩峠を降りてきて静狩から長万部あたりの景色が登り始めた太陽に照らされて赤く輝く北の大地はそれは、それは感動的な光景でした。
大沼駅界隈に到着し太陽の登り具合と山影を考慮して撮影地を探します。本命の場所は背後の山が高く絶望的なので他の撮影地で妥協するしかありません。そうこうしている間に海峡線から８００９レ゛カシオペア゛を追い掛けてきた鉄ちゃんが到着しはじめて、こちらもまだ場所を決めていなかったので慌ただしく三脚をセットしました。
遅れを心配していましたが８００９レ゛カシオペア゛は定時にやって来ました。もっとも追っ掛けの鉄ちゃんが到着した時点で大幅な遅れはないと言うことは察しがついていました。
撮影地の選択に多少不満はありましたがバリ晴で８００９レ゛カシオペア゛は０７:１５頃に通過。思わず渾身の雄叫びが上がります。慌ただしくカメラを撤収して通勤時間帯で通行量の多い５号線を北上して大沼ＩＣから道央自動車道に入ります。一般道路でも内地とは格段に流れが速いのですから、北海道の高速道路ならなおさらです。先行にいる車は鉄ちゃんの追っ掛けてでもないのに速すぎて追随するのがやっとです・・・って言うかどんどん引き離されて行きます。おかげで森時点で既に８００９レ゛カシオペア゛より５分程度先行していました。こちらも頑張って走っているつもりなんですがいつしか後続の車に追い付かれて（この車も暴走鉄ちゃん車ではなく一般のドライバ）追い越し車線のある区間で軽々と抜いていきます。北海道の高速道路の流れは尋常ではありません。
追っ掛けででやって来た国縫―北豊津では本命カットは焦点距離１００ミリ程度で狙ったカットですが、せっかく100-400をバックに忍ばしていたので予備のデジタル一眼のＣａｎｏｎ ＥＯＳ７Ｄに装填して使ってみる事にしました。私好みではないですがこんなカットがお好みの先輩諸氏も多いと思います。右側のキロポストが１００ＫＰで撮影している踏切は前田踏切です。 １５，０５，１１ 北豊津―国縫 ８００９レ ０８：１９頃 Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ７Ｄ
おかげで国縫ＩＣで降りた時点で８００９レ゛カシオペア゛より１５分くらい先行していました。いくら１５分程度先行しているとは言え静狩の陸橋みたいに車を停める位置から撮影地が離れているのは不利になります。だいたいそんな撮影地だとお立ち台までダッシュになるので後々の疲労を考慮し避けたいたものです。そこで目星をつけていた北豊津ー国縫間の前田踏切で撮影する事にします。ここなら車から撮影地まで５歩程度で好都合です。国縫から逆走となるので撮影地に着いた時点でだいたい１０分先行でした。三脚にフルセットカメラを構えても水平を確認するくらいの余裕がありました。しばらくして警報器が鳴り出し８００９レ゛カシオペア゛が通過して行きましたがここでもバリ晴でまたもや渾身の雄叫びを上げる事が出来ました。
さてここから夕方まで暇です。札幌界隈なら危ない大人の遊びも出来ますが、国縫ー北豊津の撮影地周囲には牧場しかなくここでは大人しくしているしか術しかありません。撮影地を移動することなくカメラを下り列車向きにセットして車でうたた寝する事にしました。ウトウトして目が覚めて何気に三脚の方向を見ると三脚の真下を私の大敵のニョロニョロちゃんが通過中でした。気がつかず何か列車が来て飛び出していたらとんでもない事になっていたところでした。しかし恐怖心より眠気が勝りまた起きたら長いものは周囲からいなくなってました。この春は最先良くと言うんでしょうか、ニョロニョロちゃんに遭遇します。磐越西線の山都の鉄橋を真サイドで撮る撮影地で大蛇を見てから３回目です。今回のニョロニョロちゃんは細く綺麗なグリーンでした。そう言えば職場の静ｳﾁ助役もつい最近、実家に向かう１本道で横断する形で抑止するニョロニョロを現認し、自車もニョロニョロ防護無線を受信し抑止し事象解消までの時系列の証拠写真を見せてくれましたが今年は爬虫類の活動は活発なんでしょうか？しかし最近は目を背けずにニョロニョロちゃんを直視出来る様になりましたので少しは私も大人になった気がします（？）が大の文字が１０乗付くくらい嫌いには変わりありません。
ＤＦ２００って順光で撮影しても太陽が高いと正面の下半分が影になってしまうんですねぇ・・・知らなかった！ １５，０５，１１ 礼文―小幌 ３０９１レ １１：５２頃 Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ７Ｄ
昼前になり光線も悪くなったので移動する事に・・・礼文ー小幌の撮影地で深緑バックに貨物列車を撮影してから礼文駅でまた仮眠しました。この日はかなり気温が上昇しましたが風が爽やかで車の中で窓を開けていればいつの間にか夢の中に行ってしまいます。礼文駅界隈も光線が悪くなったので、その後は豊浦駅界隈で撮影してから上り８０１０レ゛カシオペア゛の撮影地へ向かいます。この日は月曜日なので鉄ちゃんはそんなにいないだろうと黄金ー稀府のお立ち台へ行くと先着の鉄ちゃんは３人だけでした。まずはご挨拶をして邪魔にならない場所に三脚を立てます。気になる西の空ですが太陽を遮る様な雲は見当たらず期待が出来そうです。そしてほぼ定刻の１８：１０頃、８０１０レ゛カシオペア゛は卑猥極まりないエロエロ光線を浴びて通過して行きました。たった１往復になったデーデーの寝台特急ですが、納得行く１日になった様です。
一日１往復体制でも上下とも納得のいく撮影ができれば充実感に充分浸る事ができます。 １５，０５，１１ 稀府―黄金 ８０１０レ １８：１２頃 Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ７Ｄ
