江差線(津軽海峡線)の事故直後の画像です。制輪子の脱落が認められたという情報もあるので脱落した制輪子に車輪が乗り上げた可能性も捨てきれません。どちらにせよ、北海道と本州を結ぶ客貨の主要線区ですので早期復旧が求められています。JR北海道管内の事故ですので世間の風当たりも強くなります。 ツイッターで投稿された画像をお借りして来ました(問題があればご一報ください)。
ご存じのとおり、ここ数日で3件の脱線事故が立て続けに発生しています。まず19日18:10頃、小田急電鉄線相模大野駅構内で出庫線から本線に入った列車が脱線し変形した集電装置(パンタグラフと言う報道もありますが、あれはシングルアーム型集電装置でひし形ではないのでパンタグラフと呼ぶのは不適当だと言う持論を持っています)により架線切断が発生し同線一時全線で運転を見合わせました。その後、部分的に復旧したが新百合ケ丘-相武台駅間と江ノ島線相模大野-大和駅間で上下線とも不通の状態が19日中続き、復旧は翌日の6時過ぎでした。
続いて21日11:20頃、指宿枕崎線生見-今和泉間を走行していた観光特急「指宿のたまて箱」が土砂に乗り上げて脱線。重軽傷者15人を出しました。事故発生後国交省の事故調査委員会の到着を待って復旧作業に着手したものの「新たな土砂崩壊の恐れもあり、復旧のめどはたっていない」との事で23日現在も復旧の予定すら立っていない状況です。さらに22日04時頃江差線(海峡線)札苅駅の構内で、貨物列車の脱線が発生し今も北海道と本州を結ぶ動脈が寸断されている状況です。
事故復旧後小田急小田原駅改札横にはこんな告知がディスプレイされていました。事故は多くの乗客に迷惑を掛け、復旧費用や振替輸送の支払などと共に鉄道会社の信用を失墜させます。 14,06,22 小田急小田原駅改札 07:20頃 スマートフォン T02D
枕崎線の場合は降雨による土砂崩壊が原因として濃厚ですので致し方ないところがありますが(ただ運転規制をかけておきながら解除後の事故ですので反省材料はあります)小田急と江差線(海峡線)は鉄道の信頼を失う事故で残念でなりません。この時期、鉄道会社は株主総会を控えて会社全体が浮き足立っている時期でもあります。また07月01日はJRや大手鉄道会社も年を通して最大の人事異動の時期(株主総会後の人事異動が定着化している)で事前発令を受けいろいろな噂が飛び交い本来業務も疎かになりがちです。自分は気にしていないつもりでも人事の事で気もそぞろになっていませんか?小田急と江差線は本当の事故原因とは異なる次元として会社(職場)全体が安全を見失い、心ここにあらずと言うアキレス腱を見透かしたように発生した事故に思えてなりません。テレビ報道のインタビューで゛列車(汽車)は事故が多くて乗るのが不安です!゛と言う利用者の声が報道されていましたが、これは鉄道労働者として情けない話です。この三つの事故を他山の石としてすべての鉄道労働者は今一度、安全守る為に足元を固める事を望みます。
枕崎線の事故現場です。写真から察すると車体枠まで歪みが出ていますのでこの車両の復帰は絶望だと思われます。イベント車両だけにJR九州にとっては痛手ではないでしょうか?事故現場は線路の下を道路が走っています。道路側に脱線していたら!と思うとぞっとします。 南日本新聞社記事から
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豊田机務段
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