阪堺165は日本で現役として稼動している電車では最古参ので、普段は車庫でいつもお昼寝をしています。たまに朝のラッシュ時や住吉神社の初詣の時に動くくらいです。そんな珍しい電車に乗れるのですから、即答でお誘いを受けることにしました。
運転日の26日に、ただ大阪へ行くのでは芸がないので、前日に名古屋周辺で撮影してから大阪へ向かうことにしました。
品川から”のぞみ99号”に乗って名古屋駅で下車し最初にしたのは在来線のホームに行ってきしめんを食べる事でした。
名古屋の方には大変失礼ですが、名古屋には”美味い物なし”と思っています。味噌カツも名古屋コーチンもけして美味いものではありません。しかし、きしめんだけは例外です。特に名古屋駅構内のきしめんが昔から大好きなのです。名古屋駅の中でも東海道線ホームのきしめんが美味しいと昔から評判でした。
久々に食べたきしめんは寒さもあり”熱い!”と言いながらほうばって頂きました。特に東海道線下りホームのきしめんのお店は、その他のホームのきしめんのお店がガラス張り(通称、温室)となって暖かいところで食べれるのに対して、未だに吹きさらしのホームで震えながら食べるのがまた郷愁を呼びます。
きしめんを食べている横を不意にEF66のコンテナ貨物が走り抜けていくと、30年前にEF58の荷物列車を撮った想い出が甦ってきました。
このお店の建物は国鉄時代からそのまま継承され使い続けられています、これも国鉄時代・今なお現役と言えるでしょう。
関西線のホームなどはこうしてガラス張りとなり暖かい中できしめんを食べる事が出来ます。それなのにこのホームのお店にはひっきりなしにお客さんがやってきます。書くホームの中でここが一番美味しいのかもしれません。
白い割烹着で忙しなく働く初老の女性がまた良い雰囲気を出しています。我々がきしめんを食べている時に後から来たお客さんは、朝だと言うのにコップ酒を注文していました。ちなみに天麩羅ものはこの場で揚げていますので余計に美味しくいただけます。
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