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この日は14時頃までは青空が広がっていたのですが、一転雲が厚くなり完全に露出がなくなった状態になりました。しかし今回は撮影がメインではなく現地のロケハン等が主な訪問理由ですので現地にとどまり列車の運行形態を調査していました。幸いにもこの列車が到着したころから雲が薄くなりエロエロ光線にまでは程遠いものがありましたがコントラストがある写真が撮る事が出来ました。 12,02,24 東岩成 551レ Canon EOS7D
かねてより湘南チサ區様より衣浦臨海の貨物列車を現地調査して欲しいと依頼を受けていました。それは私が静岡県勤務でアクセスが良い等の理由に諸般の事情で私が現地に赴きやすい事情がありまた。
もともと関東の鉄ちゃんにとって衣浦臨海鉄道というのは馴染みが薄く、はっきり言って最初は何処にあるかも良くわかりませんでした。ネットでいろいろ調べると衣浦臨海鉄道は、武豊線東成岩から分岐する半田線と東浦から分岐する碧南線との2線区があり半田線はコンテナ列車が1往復、碧南線はフライアッシュ輸送の入込(上り)が1本、回送が2本の1往復半が運転され入込の列車は重連で運転されていているとの事。更に自社所有のDE10タイプのKE65が大府まで武豊線を直通で運転されている事がわかりました。時刻も古い資料ながら入手出来たので24日に初めて現地を訪れる事が出来ました。
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全く予備知識を持たずに武豊線に初めて乗車しましたが、由緒ある線区だけに歴史を物語様な施設が沢山見受けられました。その中でも極めつけは半田駅の跨線橋で1886年(明治19年)から使用されている大変に貴重な今なお現役の跨線橋とのことでした。また歴史を物語る様なレンガ造りの油庫(?)にも眼が向きます。 半田駅 Canon EOS7D
この日、一交勤務の非番(通称:明け番)で現地を訪れました。新幹線の車内では爆睡状態で名古屋駅を下車して大府に向かいます。初めて乗る武豊線は近代化され電車だ気動車だか外観からは良くわからないキハ75に乗車しましたが車両に対して各駅の施設の歴史ある風情には眼を引くものがありました。一旦、武豊駅まで乗り潰してから折り返して半田駅の跨線橋とレンガ造りの油庫を撮影します。おりしも現地内部監査が行われていて、施設社員がピリピリしているなかのんびりと撮影していました。
半田駅で1本段落とししてから衣浦臨海鉄道碧南線と武豊線の接続駅となる東浦駅に向かいました。ここは側線があって西側から撮り放題と思ったら東浦駅自体は上下の交換設備しかなく武豊寄りにダブルクロッシングがあり、そこから分岐していると言う極めてシンプルな構内配置となっていて極めて撮影し辛い駅でした。東浦駅の次は衣浦臨海鉄道半田線の分岐となる東成岩駅に向かいました。ここは半田港からやって来た列車はスイッチバックとなるので機廻し線を有していて撮影場所もありました。現場の方に伺うと半田港からの半田線のコンテナ列車は日曜日はウヤながらその他は盆暮以外は運転されるとの事で碧南線は火力発電所で使用するフライアッシュ(石灰石)輸送と言う特殊性から365日運転との事でした。
クタクタな明け番で歩き回ったので、夕方には足が棒の様になっていましたが、初めての線区で新鮮味があり収穫大の充実感のある半日を過ごす事が出来ました。次回は車で出撃して衣浦臨海鉄道沿線をロケハンして見たいと思います。
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東海の気動車は電車との外観が酷似しているので電化区間ではパンタグラフを見ない限り一見はどちらだかわかり辛いのが特徴です。武豊線は電化工事が始まっていますが電化が完成するとこの気動車が転配されて高山線や紀勢線のキハ40が淘汰されると言われています。武豊線は大府駅が起点なのに終点の武豊発が下り、武豊行きが上りとして扱われていますが、きっと東海道線の一部として取り扱われていた歴史的経緯によるものと思われます。 12,02,24 東浦 540C Canon EOS7D