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実はこのカットは露出を調べるために無闇にシャッターを切ったのですが、後でモニターを見てなかなか良いカットなのでビックリしてしまいました。 12,02,15 青森 202レ Canon EOS7D
15日は”あけぼの”からの撮影かと思い、勝手に6時前に起床すれば十分と思っていたのですが、湘南チサ區様とひだ号君は青森駅で”はまなす”のバルブを撮影したいとの事で05:15にホテルを出発する事になりました。よって必然的に起床は04:30と言う早い時間になってしまいした。
青函連絡船時代は不夜城だった青森駅も今は05:30にならないと改札が開きません。栄光の時代を垣間見た世代にとってはなんとも寂しい限りです。
積雪もかなりあり、駅前ロータリーも除雪で狭くなっていたのでもし邪魔になってはいけないと駅前の駐車場にレンタカーを入れて撮影に向かいました。202レ到着後もなんやかんやといろいろ撮影していたら、ついつい時間が押してしまい改札を出たら6時を回っていました。最初は20分くらいで切り上げるつもりだったのですがねぇ・・・
青森の街の外れの定食屋で朝食をすませ国道7号線を南下します。当初は大鰐温泉―石川間の大仏公園を目指しましたが天気の回復が望めず、また積雪のために渋滞も発生し、意外と所要時間がかかりそうなので、安易に川部付近で゛あけぼの゛と゛日本海゛を撮影する事にしました。一面銀世界ですので駅構内でもそこそこ絵になるので、信号が開けば接近がわかる両側が単線である駅の北常盤駅で撮影する事にしました。ここは駅周辺は住宅地化されているものの下り列車を撮るアングルだけ民家がなく、撮影に好都合です。駅裏にレンタカーを駐車して駅舎に入ると待合室はなんと地域のコミュニティセンターになっていて、くつろげる様に椅子と机が備えられ、さらに喫茶店まであります。とりあえず゛あけぼの゛を撮影をしてからそのコミュニティセンターで゛日本海゛までの時間待ちとなりました。待合室は当然の様に暖かく、煎れたての200円コーヒーが飲め、さらには待合室には本棚があって鉄本も何冊かあり、それをパラパラと眺めていると撮影するために歩いて数歩のホーム上までの移動さえ億劫になってしまいます。かつて真冬の中国・経棚峠で-40℃に耐えて撮影した者が、なんと言う堕落でしょうか?
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寒さをほとんど感じずのこの上ない撮影条件でした。 12,02,15 北常盤 4002レ +1,5補正 Canon EOS7D
まぁ、あんまりくつろぎ過ぎて窓越しにブルトレをやり過ごすのもシャクなので、曇りではありましたが゛あけぼの゛をホームから撮影してここでの撮影は終了です。この後の行動予定を決めるために、まずは弘南のラッセルの運転の有無を確認すると今日は運転されない模様です。ならばお手軽に津軽鉄道のストーブ列車の撮影に向かう事にしました。この様にいくつかの被写体が近い距離に点在し、フレシキブルに動けるのは日本広しと言えども青森県下が一番ではないでしょうか?
私は朝が早かったので後部座席でうたた寝していたので、あっという間に津軽飯詰駅に到着していました。北常盤駅で撮影している段階で五能線は強風で遅れている情報が入っていましたが、津軽鉄道沿線に到着すると、それを裏付ける様に物凄い風です。住宅地の電線は風で唸っています。
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DC牽引のストーブ列車ですのでこんな撮り方をしてみました。窓越しに見える景色がなんとも雪国の旅情を描きたてます。 12,02,15 津軽鉄道津軽飯詰 152レ Canon EOS7D
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↑↓ストーブ列車に乗務しているアテンダントさんはキビキビとした仕草、また心遣いが良く行き届いていて、楽しく仕事をしているのが傍で見ていても手に取るようにわかります。 12,02,15 津軽鉄道金木 Canon EOS7D
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旅客営業区間でのスタフ閉塞自体が大変に珍しい存在になろうとしています。トークンと呼ばれる特殊な形状をしたタマが特徴です。 12,02,15 津軽鉄道金木 155レ Canon EOS7D
まずは津軽飯詰駅構内でDC(メロス号)牽引のストーブ列車の152レを撮影し、その後は毘沙門駅で153レを、さらに折り返しの154レと155レを金木駅で撮影して本日の撮影を終えます。この間、自称:切符商人 のりくら ひだお、ことひだ号の多ってのお願いと言う事で、きっぷ(硬券)購入のために津軽中里駅まで往復する羽目になってしまい、さらに撮影後は津軽鉄道の五所川原駅まで行って硬券購入。切符商人 のりくら ひだお、ことひだ号は懲りもせず三駅で硬券を購入し、この日彼が購入した硬券はかるく1万円を越えていました。まぁ、撮り鉄はなかなか現地の鉄道にお金を落とす機会が少ないので彼みたいな人を連れていくと、必然的に鉄道会社の収入になる訳ですから、ありがたい存在です。さすがにひだ号君も硬券の大人買い(この駅で発売している硬券を子供を含めて全てください!と言って購入するとの事。もしその駅で連絡運輸の硬券があると値がはってしまい、財政的には大変厳しいそうですが、貴重な存在なので痛し痒しだそうです。)をして、満面の笑みを浮かべていました。彼もなかなか休みが思うように取得出来ない厳しい職場で働いていますが、その賃金が硬券に消えて行くのかと思うと、鉄ちゃんの中でも価値観が人それぞれ違う事を教えられます。
ひだ号君も満足したところで青森のホテルに戻る事にします。そのまま戻っても芸がないので温泉に寄って行く事にしました。昨年5月に撮影に来た際に国道101号の旧道沿いに温泉があったのをうっすら記憶にありましたので、そこに向かう事にします。記憶が違ったらどうしようかと車を走らすと記憶通り温泉が現れました。この温泉が入ってみたらなかなかの名湯で、肌がすべすべになり、保温力もあり大変に素晴らしい温泉でした。また入浴料も300円と良心的で好感が持てます。幸いにもお酒が呑めない運転手がいるので私と湘南チサ區様は風呂上がりに美味しい一杯を頂く事が出来ました。
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前日がトワイライト専用機でしたので、原色の”日本海”が撮れて納得です。品格のある”日本海”のヘッドマークも見納めになってしまいました。 12,02,15 青森 4002レ Canon EOS7D
青森のホテルに戻ると休む間もなく、駅へバルブ撮影に向かいます。大先輩はバルブ撮影を゛夜も楽しくバルブ撮影゛と信じ゛夜楽(よるたの)゛と名付けたそうですが、デジタルカメラが普及して際限のない夜間撮影が出来る様になり、最近は゛夜苦゛ではないかと思うくらいです。
青森駅で゛あけぼの゛と゛日本海゛を撮影しましたが、昨日と異なり一日雪が降っていたのでブルトレ以外の車両も雪まみれで、撮り甲斐があります。
゛日本海゛は最後の撮影になる可能が大ですので発車後もその姿が見えなくなるまで見送り別れを惜しみました。そして撮影後は居酒屋で空腹を満たし、就寝した次第です。
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そして、さようなら”日本海” 12,02,15 青森 4002レ Canon EOS7D