緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

緩和ケア研修会の認定薬剤師さんの単位申請について

2010年06月10日 | 医療

緩和ケア研修会の日本緩和医療薬学会の単位について、
ご質問を頂きました。

>全国で統一されたプログラムで行われている研修で、
>各県の医師が認定薬剤師制度を知っているか知らないかの差だけで、
>単位が有る無しと区別されるのは少し寂しい気がするのですが・・・・



日本緩和医療学会の単位申請についてのページ
http://jpps.umin.jp/nintei/appinfo.html

先に当会認定委員会の審査および単位数の決定が必要です。当会の会員(かつ会の主催者に関連した方)からの申請のみ受け付けられます。※個人様でご自分の分のシールだけをご申請することはご遠慮願います。申請前には必ず「日本緩和医療薬学会『緩和薬物療法認定薬剤師』認定申請資格について」をよくお読みいただき、単位申請書に必要事項をお書き添えの上、申請書にある注意事項の通りに申請を行ってください(※遅くとも開催期日3週間前には申請すること。それ以降のご申請は認められません)。




今回、私が企画した緩和ケア研修会は、
募集を開始する数週間前に
申請を行いました。

その時、気をつけたことは、
緩和ケア研修会は基本的には医師の研修会ですが、
多職種を募集すること
各職種ごとの定員は設けなかったこと
でした。

ですので、全体の定員は40名を目安とし
職種によらない先着順としました。

同じプログラムでも、
医師の研修会なので
募集のあり方によっては
薬学会では認定しないこともあるようです。

この辺りは、開催者がどこまで努力をするかということによります。

実は、当学の研修会は他の施設と同じプログラムでも
土曜日に凝集させたため、
日曜日の単位数を減らされていました。
プログラムを学会に送り、
何度かやり取りをし、
やっと、4単位ー4単位を認めてもらいました。

参加してくれた薬剤師さんに
出来る限りのメリットを感じて頂きたいという
熱意かなあ・・がんばったと思います。

ご質問くださった方は、本当に残念でしたが、
やはり、こればっかりは、
薬学会の認定単位を取得できる講習会の一覧から
選ぶしかないと思います。

ちなみに、今回当学の研修会を受けられた薬剤師さんの中には
すでに他大学で研修会を2日間受けられた方もいらっしゃいました。

単位が取れるということで
再度、2日間受講されたと聞きました。
さすがに、2回受講されただけあって、
ポストテスト満点、ロールプレイも上手、
会場での発言もうならせるものでした。
ここまで、洗練されると単位のことだけではなく
2回目の意味もあったと思いました。

講師も第1線の方々で、
行間を語ることができる方にお願いしました。
休憩にはちょとした飲み物やお菓子を準備するなどしたのですが
同じプログラムでありながら
施設間で、こんなにも差があるものなのですねと
お褒め頂いた時は、
正直、とっても嬉しかったです。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同じプログラムだからこそ (ねこ姫)
2010-06-11 20:40:13
2日間、お疲れさまでした。ありがとうございました。
お疲れは取れましたでしょうか?

全く同じ(はずの)プログラムで同じスライドで、だからこそ、ファシリテーターの先生たちやスタッフの方たちの力量の違いがわかってしまうのかもしれないですね。本当に、ちょっと遠出して参加した甲斐がありました。
返信する
2回受けてよかったです。 (miya)
2010-06-12 11:31:32
医師むけの研修会なので薬剤師には難しい部分もあり、2回受けてやっと自分のものにできた、と実感いたしました。(お褒めの言葉ありがとうございました)ファシリテーターの先生方からのメッセージがほんとうに伝わってくる、思わず身をのりだして真剣に耳を傾ける講義でした。
そして前回の時、前の席にいらした先生から当直の時に持ち歩いているというお菓子をいただいたことを思い出し、何かもってくればよかった、と思っていたところに、飲み物とお菓子が出てきたときにはほんとうに感激しました。申し込みのお弁当もいい感じでしたし。(講習会でのお弁当なのであまり期待していなかったのですが、ご用意のお弁当は美味しかったです。)
ほんとうに心配りがすばらくうれしかったです。有賀先生のセンスとお人柄を感じる研修会でした。
おかげさまで終わった後もつかれも吹っ飛ぶようなすがすがしい気分で帰路に着きました。ありがとうございました。
返信する
コメントありがとうございます (aruga)
2010-06-12 18:04:25
ねこ姫さん
遠方からご参加くださり、本当にありがとうございました。私以上にお疲れになられましたでしょうに、お気遣いくださり心が解れました。
甲斐があったとお書き添えくださったことも、また、力になります。写真、バッチ・・時々、この2日間ご一緒したことをどうぞ、思い出してくださいますと嬉しいです。

miyaさん
コメントお寄せ下さり、本当にありがとうございます。
薬剤師の方々の熱意を見習わなくては・・と、刺激を頂きます。
これからも、引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。
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