社会的には、『初期からの緩和ケア』として
『がんと診断された早い時から痛みに目をむけ
オピオイドをはじめとした薬物的疼痛緩和を行う』
という構図ができつつあります。
とはいえ
緩和ケア≠がん疼痛治療であり
緩和ケア>がん疼痛治療であることを
忘れてはいけないのです。
まずは薬物投与で
症状がコントロールできることが大切ですが
それだけに留まってはいけないのです。
緩和ケアとは
心も体も魂も
丸ごと一人の人の痛みとして
支えていくケアなのです。
さらに、
患者さんは精魂こめて生き様をぶつけられてきます。
緩和ケアに従事するものは
自分の死生観を研ぐ努力をしていかなければ
患者さんの慟哭の前にまたたくまにうちのめされてしまいます。
緩和ケアは魂と魂のぶつかりあいなのだと痛感します。
宮田さんは、2005年3月28日34歳で旅立たれました。
ご冥福をお祈りいたします。
家族ごと、受け止めてもらえる事が大切であるとも思います。
春は心をやさしくしてくれます。イースターは23日でしたか。復活祭ですね。コメントを読ませていただくと、悲しみや不安の中にも、沢山の希望や喜びがあることに気がつきます。
ぴょんさん
本当に、大切なことです。
ご家族も、そして、見送った後も、見守られていますよ。