亡くなった友にこの週末は再会できる・・

20年近く、緩和医療のことを
一緒に取り組んできた仲間が

先週、急逝しました。

突然のことでした。

実感はなく、今週末に開催される

日本緩和医療学会学術大会で

何年かぶりに会えるかもしれないと
思っていた矢先でした。

ただただ頭が真っ白になりました。


学会は、ハイブリッドで

私は18、19日両日共に

現地で発表等参加します。

友人のセッションの一つは

事前収録だったそうです。

お亡くなりになる前に、

事前収録は終わっていたと聞きました。

Webの中ではお目にかかれる・・・

この世の中にはもういないのに、
Webの中では初めて聞く話を

語ってくれるのか・・と思うと、

まるで、夢の中で再会するような感覚です。

収録した時は予測もされていなかったことと思います。

ですから、最期に伝えようとした言葉ではないと思います。

とはいえ、そこで語られていることは友が生きていた証であり、

その意志に耳を傾け、引き継いでいくことが

私たちができることなのだと思います。

聴く心をもって、しっかりと
聴きたいと思います。

ずっと前・・・

死を意識した人が、ずっと先の将来、
大切な人に手紙やカードが届くような
システムがあるといいなあと
思っていたことがありました。

例えば、予後半年位の時、
翌年のクリスマスメッセージや
家族の5年後の誕生日に向けたカード

子供が二十歳になった時の手紙といったものを

その日に郵送されるようなシステムです。

でも、COVID-19以後、Webシステムがぐっと身近になり、
YouTubeやZoomのレコーディング機能 などを使えば、
ビデオメッセージを作成でき、

クラウドの中に保存しPassワードを渡しておけば、
自分の死後でもメッセージは見てもらえるものになるなあ・・と

時の流れを感じています。


6月18日、19日

日本緩和医療学会
Webを通して
遠い方も、身近な方も

お目にかかれるといいですね。

そして、今は亡き盟友にも

Webの中では会えるのだなあと

思っています。

悲しみを乗り越えて・・

Gerd AltmannによるPixabayからの画像